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「水色」 一覧

水のきらめき。

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糸は絡まる

2023/05/24

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不安定な波はやってきて
糸がぐちゃぐちゃと絡まってしまった。
どう解こうにもどこもかしこも
解くことが出来なくて
今はぐちゃぐちゃになった糸を
どうすることも出来ないまま
さらに絡まって滑稽な踊りを続けていく様だ。
ただ叫んで、ただ転げて
バカみたいだと自分を笑った。

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風に嘆いた

2022/09/19

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せわしなく動き回れば
少しの間だけ憎しみや人と比べることを
しないように出来た。

風に吹かれて湖のほとりで
足をつけていた。
冷たい水が今はかなしくて
癒えるようだ。

こんなに緑青々と茂っている場所でも
自分の弱さに呼ばれながら
どこかへ彷徨ってしまう。

そういう日を無くしたいと思い
毎日、毎日、
瞬間を願っている。

本当に小さくて狭い心が
私なのだと受け止めてから
溢れる黒ずんだ思いは
今も噴水のように吹きこぼれてしまって
止まらなかった。

きっと、怒らな過ぎたんだ。
過去も、今も。
そして負の感情を決して悪いことだとも思わなくて
ただそれだけなんだって、靴を転がした。
横たわってコップいっぱいの冷たいを
カラカラの喉に潤して
今日も正しい感情を見せて
正しく生きて、正しく装い続けた。

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残暑

2022/08/12

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入道雲が浮かんでいる。
ともに、ひぐらしと秋の虫の鳴き声が
吹き渡る風に運ばれてきた。
残暑の中、この夏に想いを馳せた。

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凍結

2022/01/28

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寒いねって
君は笑って雪に体を委ねるように
倒れて息を吐いていた。
まるで凍えて僕たちは凍り付いてしまいそうで
今にも息絶えそうだと思った。
ずっと思った。
何度も確かめ合ったこと、
両手を握り合わせたこと、
君とならここで雪に覆われて
死んでしまっても構わないだろう。

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感覚と冷えた温度と水分と

2021/10/18

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冷えた温度が指先でなぞるすべてを
ざらつかせて
朝目が覚めたらなんて第一声を放とうか
考えている。
胸がいっぱいになった夜は
駅のメロディが鮮やかに光って
私は生きているんだと息を強く吸っては
吐いて
売店の緑茶を飲み干して
確かめる、
冷たい温度はすべての感覚を研ぎ澄ませるように
仕向けた。
すべてを感じている。

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安らかな眠り

2021/08/10

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いつまでも眠っていた。
やさしい世界で眠っていた。
ここはどこだろう。
ここがどこかわからなくても
安心して眠ることができた。
毎日の光は煌いて鮮やかで
明日になるのが待ち遠しくて
私はそっと息を吸って吐いて
深呼吸ができた。

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春の嵐は貴方を連れてきた

2021/03/30

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水が、下半身を覆う。
水はだんだん高さを増していく。
すごい雨だ。
自転車でなんとか逃げ切ったら
白い花束のあなたは待っていた。
そこで貴方といくつかの話をした。
水の中を越えてまた道路を
自転車でこいでまた元の場所に戻る。

白い花束の貴方はまるで
水の中の現実では行けない場所まで行ってしまって
もう体のある状態で
会うことはできない。

私は幸せになっていいのか。
貴方の夢を見るたびに思う。

目が覚めたら春の嵐が
一面を濡らしていた。

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水の破裂

2021/01/11

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地面から水が溢れ出して
それは留まることを知らない。
ピーという警告音。
溢れ出す勢いは増す。
ぐるぐると渦を作って
やがて沢山の水溜りができる。
破裂しそうな思いを
ぷつ、ぷつんといくつも
流して、水溜りを作った。
叫びのように溢れる水は
濁っていたのに
地上に出れば少しずつ
透明になっていくのだった。

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この上ない喜び悲しみ

2020/10/24

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やがて着地した世界で
すべてを燃やしている私がいる。
すべてこの燃えてしまった炭になったものは
目を閉じて、遠い遠い昔のことにしよう。
あまりにもかなしすぎるから
あまりにもつらいことを思い出しすぎるから
自分だって変えてしまって
生き方だって変えて
自分の神様さえ代わってもらって
目を閉じて、すべて君たちはいなくなったと
この世にいないことにした。
けなされて、けなしてきたこの言葉たちが
いつまでも棘を刺して
ずっとそこから抜けない。
だけれど深い棘を思い切り抜いて
私は強く向こうへ旅立つ。
いくら血まみれになっても構わない
この刺を海に葬る。
いくら血まみれでも痛くても
目を覚ませば嬉しくて泣いてた。
泣いてたんだ。

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命の鼓動は聞こえているか

2020/09/27

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忙しなく溢れ返った言葉の海に溺れてしまって
どこまでも流された。
それは戦争のない世界なのに
まるで心の戦争みたいだ。

幻のあなたは言う。
この世で一番大切にすべきものは
言葉だ、と。

それは心の中でも現れるものでも
昔の私だって今なら知っていて

幾つもの隔たりを感じながら
今何をすればいいか自分に問う。

―命の鼓動は聞こえているか。
―破裂してしまった命のことを忘れるな。
―遠い君がそうだったように。

白い花束は私に教えてくれる。
もう間違えては、いけないと。

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