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遊園地のコーヒーカップ

2021/01/20

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ふわふわと遊園地のコーヒーカップに乗っていた。
なぜかいくら回しても目が回らなかった。
だからずっと手で回して回して
ずっと回し続けて
運んでいくカップは一人だけ、私だけが
乗っているようだった。
くるりくるりとそのカップは回って
誰ともぶつかることはない。
これが夢の中であることはわかっていた。
いつまでも一人で回っていたかった。
くるりくるりと夢は永遠に。
いつまでも覚めないで、と願った。

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水の破裂

2021/01/11

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地面から水が溢れ出して
それは留まることを知らない。
ピーという警告音。
溢れ出す勢いは増す。
ぐるぐると渦を作って
やがて沢山の水溜りができる。
破裂しそうな思いを
ぷつ、ぷつんといくつも
流して、水溜りを作った。
叫びのように溢れる水は
濁っていたのに
地上に出れば少しずつ
透明になっていくのだった。

更新履歴 水色

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幻の君へ

2021/01/03

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夢の中で彼女はまた現れた。
骨を、埋めたい、と言うのだ。
私に預かってほしいと骨を一旦預かる。
ダンボールに隠してしまった。
彼女の記憶がまた蘇る。
骨を埋める夢は忘れたい記憶らしいのだ。
別の世界で生きれば
少しでも忘れられると思っていた。
夢の中で君は、だんだん君じゃなくなって
私の中で幻を作っているように思う。
君は、私の心に棲んでいる幻だ。
もう忘れてしまおうと何かも薙ぎ払ったはずなのに
幻の君がずっと、ずっと現れる。
君はもういない。
これは幻だ。

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強く、どこまでも強く生きて

2021/01/02

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真っ白になった雪景色は
溶けない長い冬を思い出させる。

ほのかに灯るこのあたたかさと
やさしさに包まれて
忘れてしまうことも、たびたびあった。
しばらくふわふわと幸せに浸っていた、
尽きない幸せを感じていた。

不思議なぐらい不安がなかった、
そんな日々が刻まれていて
体はいつだって壊れるのに
今は何も考えれないほど
幸せに浸っていたかった。

真っ白になった雪景色と冷え込む寒さは
あの闇に飲まれた日々を思い出させる。

少しだけ目をそらせば
幸せだけが見えた。
少しだけもとの場所を見れば
ーいつかは崖から落ちる。
そう自分に戒めておくのだ。

だけれど、私には今までないぐらいの
強さが宿っている。
例え崖から落ちても
這いつくばってまた光の場所に辿り着くんだ。
何度でも登ってきたこの私の生きた日々が
未来に続く導となる。

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白雪姫は毒林檎を齧る

2020/10/31

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少女は老婆にもらったという
艶めいた紅い林檎をかじる。
それは甘酸っぱくて美味しくて
いくつも、いくつも
毒林檎とも知らず
まるで狂ったように食らうのであった。

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この上ない喜び悲しみ

2020/10/24

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やがて着地した世界で
すべてを燃やしている私がいる。
すべてこの燃えてしまった炭になったものは
目を閉じて、遠い遠い昔のことにしよう。
あまりにもかなしすぎるから
あまりにもつらいことを思い出しすぎるから
自分だって変えてしまって
生き方だって変えて
自分の神様さえ代わってもらって
目を閉じて、すべて君たちはいなくなったと
この世にいないことにした。
けなされて、けなしてきたこの言葉たちが
いつまでも棘を刺して
ずっとそこから抜けない。
だけれど深い棘を思い切り抜いて
私は強く向こうへ旅立つ。
いくら血まみれになっても構わない
この刺を海に葬る。
いくら血まみれでも痛くても
目を覚ませば嬉しくて泣いてた。
泣いてたんだ。

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ここで生きていたい

2020/10/07

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すべて見知らぬ風景なのに
すべてやさしくて
愛おしくて
魂は昇っていっても
ずっと一緒で
ここで生きることを応援してくれる人が
沢山いるから
手を伸ばして足を動かして
あるときはもたれながら
いっぱい息を吸った。
大きくて削れた山が見えるこの風景を
精一杯愛していた。

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風の流れるままに

2020/09/28

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向こうの扉から聞こえるテレビの音。
知らない世界。
どこへ行ったって
初めて見るものばかり。
楽しさもあれば
不安も募ることもあった。
それではいけないと
日々瞬間、瞬間、取り戻した。
瞬間のうちに取り戻しているうちに
時々思う。
故郷のこと。
半分は不安、半分は楽しさ。
そういう中で過ごしている、
もうすぐ9月が終わる。

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命の鼓動は聞こえているか

2020/09/27

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忙しなく溢れ返った言葉の海に溺れてしまって
どこまでも流された。
それは戦争のない世界なのに
まるで心の戦争みたいだ。

幻のあなたは言う。
この世で一番大切にすべきものは
言葉だ、と。

それは心の中でも現れるものでも
昔の私だって今なら知っていて

幾つもの隔たりを感じながら
今何をすればいいか自分に問う。

―命の鼓動は聞こえているか。
―破裂してしまった命のことを忘れるな。
―遠い君がそうだったように。

白い花束は私に教えてくれる。
もう間違えては、いけないと。

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私の選択。

2020/09/17

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目まぐるしいほど
手や足を動かしていた、
9月。それは置かれたレールから、
自分で選ぶレールに線路を分岐した。
私は旅をする人だ。
ここから先は自分で何もかも選んでいくのだ。
手や足や、耳を澄ませながら
ぎらぎらと瞳を光らせながら
静かに厳かに一歩、進んでいくのは
もう不安があっても
これが現実であることを
受け入れたのだから
幸せになることを恐れることはもうないだろう
振り返ることもあれば薙ぎ払うこともあった、
燃やし尽くすこともあった。
壊し続けることも、葬ることも、
自分の心だって殺してきた、
そういう風に沢山のことを選んできたのに
今私は幸せになろうとしている。
訳がわからないほど叫んだ日は
途切れないのに
それでも進もうとするのは
強い声が、強い鼓動が
そこへ行け、と背中を押しているからだ。

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