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2022/10/25
ウサギを追いかけたらネ、
穴に落っこちてしまったの。
真っ暗な闇に包まれた世界。
夜になった。アリス、ばいばい。
コンッ。
更新履歴 ピアノ即興 紫
2022/01/24
しんしんと降り積もる雪は
まるで私の心みたいに静かな熱情で
燃えていた。
それはひそやかで息も細く
生きながらえるのなら
散りばめられて海に葬られて
無かったことにされたい。
更新履歴 ピアノ即興 紫
2021/10/11
季節は瞬く間に雪の結晶のように
一瞬を閉じ込めては消えていった。
帰り着く場所はやはりここなのでしょうと
苦笑いした。
それならば貴方に話しかけるように触れた。
「私はここにいるよ!」と。
貴方なら例え暗くても怒っていても
あらわしてくれるでしょう。
私の心と対話してくれるでしょう。
私はここににいる、叫んだ。
小さくて汚らしい心だけれど
構わない。
貴方はそういう私を見てきた。
今、対峙して心を露わに、
私はきっとやめない。
季節は瞬く間に雪の結晶のように
一瞬を閉じ込めては消えていった。
帰り着く場所はやはりここなのでしょうと
苦笑いした。
ピアノ即興 紫 更新履歴
2021/08/25
真夏が過ぎた頃、大雨が降って
少しだけ涼やかな風が
吹いてきた。
私は深呼吸して
安堵のあたたかい海の中で
泳いでいた。
ゆこうと思えば
どこまでだって泳げる海だった。
楽しくはしゃいで
水面に顔を出すと
なぜだか苦しかった。
自分の生きてる世界に
違和感を覚えた。
必死に走ってきた。
この海に潜るまで
ずっとずっと必死だった。
繋ぎとめていたのは
私が選んだ道ではあった。
だけれど今はこのぬるま湯の
海の中で
沢山の人と笑っていたいから
そっと、閉じた。
更新履歴 ピアノ即興 紫
2021/05/03
いくら心を澄み渡らせても
時々毒の花が棘を剥いて
棘をいくつも飛ばして突き放して
どこか私も飛ばされていって
気がつけば田園に水が張っている場所まで
歩いていた、
田植えの季節で流れる用水路は
澄んでいて
こういう風景に似つかわない私は
あの秋のまま止まったまま
心を置いてきてしまったみたいだ。
思い出すたびに棘がいくつも体中を帯びて
全ての殻に閉じこもって
この殻の外でずっと棘を出して
そうやって生きていくんだって思った。
更新履歴 ピアノ即興 紫
2021/04/12
紫の風は吹いてきた。
私は誰にも負けない風になる。
日々は過ぎて明日も続くことが
幸せで、明日が、明後日が
“楽しみで”
日々の彩り、植物の水遣り
美味しいものを作れば
自然と笑顔で
紫の風はすべての過去を
吹き渡らせて
「ここにいていいんだよ」と
教えてくれる。
更新履歴 紫
2019/10/31
/YOUTUBE版
肩の力を入れすぎてたらしい。
秋、初雪のにおいがする頃
すとん、と腑に落ちて
かたん、と地面に着地した。
「どこまで
手を伸ばしにいこうとしてたんだろう」
羽を休めたらわかったことが沢山ある、
神様なんてものはいないけれど
今はこうしていたほうがよいと
空も言っているのです。
更新履歴 ピアノ即興 紫
2019/09/24
/YOUTUBE版
秋のスピードは速く、
あれこれ考えていても
空っ風が吹いて過ぎてしまう日々が
続いていた。すべて吹かれて
いつの間にか次の場所へ着地をしていた、
気がつけばもう10月だ。
通り抜ける風は冷たくて
今は大して痛くない。
秋のスピードは速く、
あれこれ考えていても
空っ風が吹いてすべてなかったことに
放り投げてくれていた。すべて吹かれて
いつの間にか気のせいだと思わせてくれるなら
それでいいのかもしれない、
冷たい風のせいだと、朝の寒気が
すべてつらくさせるのだと
自分に言い聞かせた。
更新履歴 ピアノ即興 紫
2018/10/01
さみしさや風に吹かれて
沢山の人がいる方へ行けば
それだけ置いてきたものも
同じぐらいの重みがあったんだ。
抱えきれないものがぽろぽろと零れだしたので
必死になって走って戻って拾い始めた、
抱えなおした、
涙の粒を拾って思い出す
大切なこと、かけがえのないもの、
もう落とさないように。
ピアノ即興 紫 更新履歴
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