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「鶯」 一覧

「それは、憂いを帯びたあなたの瞳。」

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ここに生きること

2021/02/12

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飛行機雲がすいーっと伸びて
走るように空に駆け抜けた。
雪の積もった山が天高く聳え立っている。
あたたかくて、時々肌寒くて
これは春だ、と気づいた。

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強く、どこまでも強く生きて

2021/01/02

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真っ白になった雪景色は
溶けない長い冬を思い出させる。

ほのかに灯るこのあたたかさと
やさしさに包まれて
忘れてしまうことも、たびたびあった。
しばらくふわふわと幸せに浸っていた、
尽きない幸せを感じていた。

不思議なぐらい不安がなかった、
そんな日々が刻まれていて
体はいつだって壊れるのに
今は何も考えれないほど
幸せに浸っていたかった。

真っ白になった雪景色と冷え込む寒さは
あの闇に飲まれた日々を思い出させる。

少しだけ目をそらせば
幸せだけが見えた。
少しだけもとの場所を見れば
ーいつかは崖から落ちる。
そう自分に戒めておくのだ。

だけれど、私には今までないぐらいの
強さが宿っている。
例え崖から落ちても
這いつくばってまた光の場所に辿り着くんだ。
何度でも登ってきたこの私の生きた日々が
未来に続く導となる。

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時は水源へ

2020/09/03

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時は風のように流れゆく
やがて必死にしがみついた
あの場所へもうすぐ行けるという。
すべての苦しみは川のように
湖まで流れていく。
時はやさしくも厳しく
時にかなしく残酷で
時はいつも教えてくれた。
いつのときも忘れてはいけないよ、と
言った、言い放った、
君は波のように押し寄せて
私をさらっていく、
振り切れなかった記憶もすべて
押し流して
埋めつくしたい、
すべての記憶をあの場所で
埋めつくしたい。
水のように溢れ返った心は
すべての水を入れ替えて
赤ん坊の頃までに遡った。

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沼地に消えて

2020/05/01

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思考の旅はまた始まってたみたいだ。

変わっていくこと。
変わらないこと。
いつまでも、変われないこと。
太く刺し込む棘が増えていくばかりだ。

きれいなこころは
もう息をしていない、
黒ずんで暗い沼のようだ。

何もかも振り切ったら
何もかも信じられなくなっていた。

水を口にした。誰かと話した。
SNSで発信した。

でもどこにも、私は
どこにもいない
ただ無になって
なにもない場所で
寝そべっていた。

本当の心は消えた。
どこにもない。
消えたんだ。

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車輪の下より

2020/03/29

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/YOUTUBE版(ver.short)

外に出れば木々の端々からやわらかい光が
射し込んだ。不思議と、息は出来て。
水が流れる小川、小鳥の鳴き声、
ずっとここにいたいと、そう願った。

ーヘルマン・ヘッセの車輪の下を読んで。

小説「車輪の下」ぜひ読んでみてください。

★こちらはつばさ様のコンピレーションアルバム
「外出自粛コンピ」に参加させて頂いた曲です。
DLはこちらからどうぞ。

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心は流れてゆく

2019/10/02

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/YOUTUBE版

風が心と共鳴するように
静かな泉のようにたぷり、たぷりと
涼やかにかなしく漂っていた、佇んでた。
なげやりな気持ち、呼吸はしにくい、
だけれど生きていた、それでも生きていた。

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氷に眠る

2019/03/09

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風が冷たい。まだあたたかい春には遠く、
心もまだ冷ややかな氷の中に
閉じ込められている。
季節の変わり目はなにとなく切ない。
気温差に身体中が痛めつけられて
この痛みやもどかしさをどこにも放てないでいる。

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乾いた野はらを後にして

2018/03/28

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凍て付く寒さに身震いした日も
束の間。春が訪れたならば
今度はさみしさにすっぽり埋まって
心は潤いをもとめて
水を欲して沢山、沢山身体中に
浸透させた。

満たされる日があれど、
また乾き、手を伸ばすのなら
もっともっと、昇っていくべきなのだろう。
日々感じる違和感やずれを感じながら
口をむすんで、野原を歩いていくだけだ。

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漂流の信 (二部編成)

2017/10/12

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(第一部|ピアノ曲|「翳る場所で」)

(第二部|弾き語り|「自分との対話」|動画版)

「誰よりもずっと、あなたのことを信じていた。」
光は、放たれる。視界は前より明るく感じる。
確かな安心感に包まれていた、
足取りは早く、誰にどう思われても
どう言われても
構わないだろう。
大事なことは輪郭を帯びて見えている、
大事にするべきことも
心の中でずっと佇んで
いつも対話している。
対話をやめるな、今日も、明日も、明後日も
自分にそう言う。
構うな、何も思うな、何よりも
信じることがあるのなら
ただ一心に、そこだけを見て
生きてみよ。

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風が歩かせる

2017/09/28

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どんなにあたたかな風が吹いても
今の季節ではすぐに涼やかな風や
凍えるような北風が吹くでしょう、
暖炉のそばにいるような心地でも
背中へ 前へ 凛とした風が勢いよく
押し出すように吹いて
歩き出した、走り出した、
過ごし始めた、立ち止まれないぐらいに
風はずっと後ろから背中を押してくれた、
いつだって、生きることをやめない、
息を止めないで、どこまでも
風に押されて、生きてゆく。

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