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「ピアノ即興」 一覧

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心の容

2016/10/12

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こんな風に笑っていても
姿が見えてかたちのあることが
全てではなくて、見えていることは
ほんの一部で
形にするほど薄っぺらい紙くずのようで
ましてや心をかたちにしたとしても
入りきらないうつわのようで
容に入りきらなかった心の屑が
いっぱい空中で散らばって
上唇と下唇をあわせて
かたちにするのすら
やめてしまう。

更新履歴 桃色

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有限の時に放つ

2016/10/04

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だんだん前のめりになって
自転車を漕ぐかのように
信じた熱い心をうちこむようにしていた。

季節は色付く、それでいて
私の弱さは変わらず

だんだん前のめりになって
この崖を突っ込んでいくかのように
有限な時間の真上で、すべてを解き放っていた。

更新履歴

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少女の海から feat.がお - ver.short -

2016/09/22

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☆ボーカル/コーラスアレンジ:がお様
ボーカルミックス:Rist.NS様
マスタリング:マシュー様
イラスト/映像:Merrill Macnaut様
作詞/作曲/演奏:真島こころ


☆2016年10月30日秋M3にて頒布、
「少女の海から」(特設サイト/DEMO-PV)より

歌詞

海で溺れた 私の姿
一人、手紙を 開いた

あなたはなぜ手紙をくれた…?

“少女の海から”

波は満ち引き 深く、深く
海へと 消える

昨日のこと 明日のこと
夢と 消える
考えるのがつらくなったから…

少女の海は きらりと揺れる
それでいて 哀しい

少女の海は まるでそこで泣いてるみたいだ

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空の移動

2016/09/21

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(01.prologue)空の移動-prologue-[download id="601"]

(02.main)空の移動[download id="602"]

その日は、風が吹いていて。

高い建物がシルエットとなって、空が
一気に動き始めていた。
なぜか、この真下にいると
私が大切に想う場所や環境さえ
動き始めているように思えて
やがて私自身も動き始めて
遠く移動し始めた、

その日は、風が吹いていて。

自分の往く未来すら
なにをすべきなのか
手に取るようにわかって。


☆効果音無の02.mainのみ、
素材として利用可能です。

更新履歴 ピアノ即興

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秋が触れる

2016/09/15

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ひんやりとした風が、微かに露出した肌に
掠れるように触れて
くしゃみが、ひとつ、ふたつ、空中に散らばった。
長いカーディンを羽織って、この街を歩こう、
海の近くの運河通りで僅かに肩を震わせて
少し暑くなったらカーディガンを脱いだ。

更新履歴 ピアノ即興

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制御不能の日

2016/09/08

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昇った、その小さな石はどこまでも昇って
頂上で大きな音とともに破裂して
どこまでもどこまでも落ちるのだ。
どうしてだ、昇っていけば破裂することが
わかっているのに、なぜとめられないのだ、
私の心がころがってころがって
漣のようにすすきの揺らめく道沿いを越えて
カーテンの揺れる真下から水が漏れ出して
体もぽろぽろ、ぽろぽろと壊れはじめて
小さな石になって、破裂するのを
とめることができない。

更新履歴 ピアノ即興 桃色

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やわらかな海に眠る

2016/09/02

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なにも思わず、
ただこの幸せな海の音がうかんでいた。

更新履歴 桃色

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ドアをひらいて、

2016/09/02

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いつまでそうしていたか、わからない。

やさしい風の音が聞こえた、
見上げれば、高く高く雲が広がり
秋の中に私はいたんだと気付く。

見るもの全てがなぜだか昨日までとは
ぜんぜん違った。

迷いを置いて、本をたくさん散らばしたまま
気がつけば自転車をこいで
すすきがそよぐ、あの道を走っていた。

更新履歴 ピアノ即興

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君の容

2016/08/27

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"欠けたる伝承を追いかけた先に辿り着いた「命の容」"

歌唱、MIX、コーラスアレンジ:風のウィン
作曲、作詞、演奏:真島こころ

☆2011春M3頒布、windy・way主催、
民族系音楽CD企画「Retinentia*」の収録曲より。

歌詞

あたないないです
いつもいないのです
気がつけばいるけれど あなたいないです

あなたずっといます
私は知っています
描くと すごく温かいのに
筆持たなければ あなたなど
忘れてしまえば あなたなど

だから 私描きます
あなたを 描きたいです
それは 音楽と同じで
形ないと 不安だから

あなたはいないです
いつもいないのです
気が付けばいるけれど 気が付けばいないけれど

抱きしめたものは なんだっただろうか。
「これは一体なんですか?」
とても心細くて 自分を切り裂きたくなりました

あなたいないです
いつもいないのです
気が付けばいるけれど 気が付けばいないのですね

だから 私は描きました
あなたと 交信したいです
それは音楽と同じで
安心したいの 私 "いつも"

あなたいないです
いつもいないです
忘れ続けたら 私は 知らないままでした
ずっといなかったのです
ずっといなかったのです

私は思いました
この不安をどうしたらと。

瞼、閉じました
あなた、いました

心 言いました
「ここに、いるんだよ」と

片手 つなぎました
あなたは 温かいなぁと

あなたは

そうだったのだと 「描きました」。

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