「赤」 一覧
2017/05/16
どんなに熱を打ち続けていても
大抵のことは報われなくて
ただ無心で、自分は底にいる者だと
言い張って、だんだんと言い訳を幾つも
並べるようになって
風が吹いては咳き込んだふりをして
泥をかぶって黒ずんだ心で物事を見ていて
暗いトンネルの中に自ら入るようにして
ひっそり身を隠すようにして瞼を強くとじた。
更新履歴 ピアノ即興 赤
2017/05/10
強い予感は、体が震える程
その輪郭が見えない曖昧なこの日さえ
黒い雲がかかり始めていて
視界は暗く、夜が降りてきた、
夜、心はどしゃ降り雨で
明日はどうしてか怖くない、
手に取るようにわかるのは
私は常にそのような運命を背負っているからだ。
更新履歴 ピアノ即興 赤
2017/05/09
動画版
時間が止まったかのように思える
高層街の一角、ビルは反射して
人が沢山交差点を行き来しているのに、
どうしてか自分だけがここにいた。
歌詞
夜明け、光は
いつも通りでした
朝靄、時の音。
非常に 冷たい
なぜ人は それでいて
流れていくのかしら、
なぜ人は それでいて
流れていくのかしら…
更新履歴 赤 弾き語り
2017/04/30
真北理奈さまより、ご依頼頂きました
小説イメージ楽曲「序章~運命に縛られた者達~」を
サイトにて公開させて頂きました。
とても読みやすい作風で、
よい意味で不穏さが漂いながらも
情景が浮かんでくるような文章が素敵な
小説作品となっております。
ジャケットは真北様より提供頂きました。
真北理奈さまよりコメント
(ロザリアは笑う)にて展開されている
『光と闇に生きる者達』シリーズ小説の始まり
『緋の剣士に捧ぐ交響曲』のイメージ楽曲。
この楽曲は『緋の剣士に捧ぐ交響曲第二番』完結後に、
完結記念冊子である『深緑に死す』と同封のCDに
収録される楽曲のひとつです。
本編は鋭意製作中です。完成までお待ち頂ければ幸いです。
赤 更新履歴
2017/04/27
「時間などあっという間だよ。」
と自分より少し年をとったその人は言う。
加速していく風景、つい先ほど起きたばかりなのに
もう夜だ、そして朝だ、夜だ、
朝だ。駆け足で、やがて高速に走り抜けながら
時の中で瞬く間に風景はいくらでも変わっていくのだった。
更新履歴 ピアノ即興 赤
2017/02/27
ゆらゆらとしなやかに踊れば
心が穏やかで
自由にこんな風にいつだって踊れたら
素敵でしょう、と言うのだ。
放出していくエネルギーは
熱くて
ぼうっと意識が朦朧とする。
それならば踊りましょう、
自分の心をしっかり強く持ちながら
軽やかに熱く激しく
だけれどその表情は、笑顔だ、
ゆらゆらとしなやかに踊れば
心が穏やかで
自由にこんな風にいつだって踊れたら
素敵でしょう。と言うのだ。
更新履歴 ピアノ即興 赤
2017/02/23
遠くの地平でかなしい事がおきて
憤りが喉から漏れ出して
その心を獣みたいにどこまでも放って
言葉にならない、納得できない、
怒りと苦しさがどこまでも伸びて
閃光になって
どうしてこんなにも
平等ではないんだ、
同じ事をしていても同じ言葉を話しても
どうしてか運が悪く
同じ環境だとしても同じものを食べても
こんな不条理な現実を突きつけられて
ましてや遠くの地平では
遠くの地平でかなしい事がおきて
その度どうすることもできないことに
ぶちあたる人々がいて
その一部を知りながらも
出来る事など
想うこと等なにも意味がなくて…
更新履歴 ピアノ即興 赤
2017/01/17
心のベールが、はだけていても
考えることをやめてはいけない、
ましてや、心に ずっと とどめない
心にあることは 、ほんもの 、
だけれど 表現することは
もっと、 ほんもの 。
心のベールが、はだけていても
強いまなざしで 、離さず
それは、 本当の つよさ 。
更新履歴 ピアノ即興 赤
2016/12/15
燃え滾る熱情は朱く大きな鳥となって
空へと翼を広げた。
なぜだろう、この感覚を覚えている
紅い雲は空を覆って
私をどこまでも誘うのだ、
今、どんな諦めも苛立ちも
あの紅へ消えていく。
更新履歴 赤
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