「色カテゴリ」 一覧
2016/01/15
まるで消えていくような記憶 それは銀色で
知らない世界で魔法みたいに、笑う
まぼろしだったみたいに 消えていくの
そう、消えていくの。
☆2014年製作多重コーラス歌曲「reverb」より。
ピアノソロのfullバージョンもそのうち公開予定です。
更新履歴 紫
2016/01/12
それまでは、静かに会話をしていたように思う。
高架塔がちかちかと、赤く点灯して
沈黙する私たちは外の風景を眺めていた。
暖かい色をした電車が冷たく追い越していく。
窓の向こうの風景に魅せられて、心が膨張していく。
更新履歴 橙
2016/01/09
「もうこんな気持ち、持てやしないんだ」
更新履歴 水色
2016/01/06
かなしい音を紡ぐ気なんて起きなかった。
かなしいこと、苦しいこと、痛みを帯びて。
でもそれ以上に、飴玉を転がすみたいに
楽しく、はしゃいだのだった。楽しい気持ちを音に乗せて、
転がしていくように、歌った。
更新履歴 桃色
2016/01/01
向こうで明かりが差す。やわらかな海の夢を見た。
遠い地平線の向こうで、山吹色の光が
放射線状に伸びて。波の音が音楽みたいに
心を揺らして、鼓動が高鳴る。
手を伸ばして掴もうとして、目が覚めれば
ベッドの上にいた。檸檬色のカーテンが光っている。
行こう。カーテンを開いて、窓を開いて飛び立つように
乗り出した。
更新履歴 黄色
2015/12/29
僕は言った。
「ほんものをさがしにゆくよ」
本当の気持ちをさらけだしはじめた少年は
強い眼差しでまっすぐ前を向いていた。
迷いのない瞳には世界が大きく広がる。
更新履歴 赤
2015/12/28
日常は、過ぎる。遅くもなく、早くもなく、
同じ速さで。変わっていくのは私。
仕方のないことで苦しまなくなった日々は
どこか欠けているようにも感じたんだ。
すごく楽なのに、すごくさびしいのは
きっと苦しんでいる自分も、自分の一部だったからだ。
失くしてしまった心に触れようと手を伸ばした。
だけれど、届かなくて。
これから、どうやって、この心で
紡いでいいのか、わからないんだ。
更新履歴 黄色
2015/12/23
窓の向こう、空を見上げた。
星や満月がやさしく笑うから、僕もそっと笑い返す。
なにを想おう、なにを祈ろう、今日は特別な日。
あたたかな場所へ向かう。
街へと、雪や光の中で君を見つけた。
手を振れば、君は雪のように笑ったのだった。
更新履歴 橙
2015/12/22
何も出来なくても明るい気持ちで溢れていた。
少しだけ大人になって見た世界は、
辛い場所もありながら、それを知るからこそ
感じる幸せがあったのだ。取り巻く人は言う。
君は一人じゃない、と。
そうだ、私は一人なんかじゃなかった。
弱さを見せる。そのたびに、支えてくれる人がいて。
私は生かされているのだと、知った。
更新履歴 桃色
2015/12/14
まるで、終わりがない道を歩いてるみたいだ。
雲の隙間から光が伸びて、大きな石がいくつも降ってきた。
ポケットの中から手鏡を出して、自分の姿を見る。
辛い。絶望が湧き上がって、目を瞑った。
炎のような暑さの中で、熱を込めた気持ちを
しっかりと持った。
生きていればなんだって起きるから、
燃えるような気持ちをずっと、ずっと持ちつづける。
思いつづける、まっすぐ、まっすぐと。
更新履歴 赤
Copyright© 君の音。 | 真島こころ公式ウェブサイト , 2024 AllRights Reserved.