今この瞬間、ここにいる
2016/03/30
突如、世界は明るくなった。
だけれど、
また次の苦しみのことへ
自然と身体は向かい始めていた。
どんなに明るく笑えても
こんなに雲ひとつなく晴れていても
ましてや君とだって会えるのに
なぜだろう、予感がするのだ…。
世界は、明るくなっても、またその終わりがやってくる。
そして、また明るくなって、また春が来て
夏が来て、秋が来て、冬が来て、、
そして、また唐突に突き落とされる。
安心出来ず、泣くんだ。
越えても、越えても、終わらない恐怖に
空を見上げてこう言った。
「それでも、今このときが、あるのだから」
今、私はここにいる。確かにいる。
いるような、いないような気も時々するけど
ここにちゃんといるから、大丈夫だ。
おとなになるということ
2016/03/23
笑っているわたしがいる。
その真上に、わたしが目を細めて浮かんでいる。
思えば、馬鹿にされても、冷たくあしらわれても
気付かないでいる私がいたように思う。
でも今は色んなことが手に取るようにわかる。
良いことも、悪いことも、わかってしまって
ベッドの上で丸くなって、なにも見ないように目を瞑った。
笑っているわたしがいる。
その真上に、わたしが冷たい瞳をして浮かんでいる。
春の風はどこまでも吹く
2016/02/24
凛と張り詰めていた、雪解けの季節は
叫んでしまいたい気持ちも
もどかしくて仕方のない気持ちも
冷たい風がまっすぐ、まっすぐと突き抜けていくみたいに
どこまでも走っていくんだ。
「私も連れていって。」そう一声、発せば
たくましい風が吹いて、また通り抜けた。
謳う朝焼け ver.short
2016/02/24
眩しすぎるぐらいに朝焼けは
私たちを照らしていた。
やさしい時間が流れて
哀しい悪夢を今は忘れてしまうぐらい
うつくしい空が流れていた。
☆Novectacle様主催、
「ファタモルガーナの館 -Another Episode-
Original Sound Track」より
都市列車の夕べ ver.short
2016/02/22
不規則に揺れる列車の中では
帰路の途中へと着いた人達でひしめき返っていた。
窓の向こうでは、さびしく踏切が光り
ビルの数々が青白く光り
ひんやりとした情景は、心が水底に沈んでいるみたいだ。
列車が揺れる。今日も、この街へと眠る。
☆良太様主催のコンピレーションアルバム、
「Following the Light -夜景コンピレーションCD- 」より。
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