「色カテゴリ」 一覧
2017/01/17
心のベールが、はだけていても
考えることをやめてはいけない、
ましてや、心に ずっと とどめない
心にあることは 、ほんもの 、
だけれど 表現することは
もっと、 ほんもの 。
心のベールが、はだけていても
強いまなざしで 、離さず
それは、 本当の つよさ 。
更新履歴 ピアノ即興 赤
2017/01/12
みえていることは、どうしてか
こんなにいとしくて。
君の髪に触れて、ただ心のままに
撫でて。
みえないことが大切だと言うけれど
記憶のあちこちで残した”もの”たちは
そこに在ったこと、居たことを教えてくれて
今もちゃんと、抱えていきなさいと
言っているみたいだ。
みえていることは、どうしてか
こんなにいとしくて。
あらゆるものは、それをガラクタだと
言うのに そうは思わず
みえていることは、どうしてか
こんなにも、尊いものだと。
更新履歴 ピアノ即興 黄色
2017/01/06
なにを描きだしても本当の世界にはかなわない、
こんなにも笑って声をあげるほど泣いてしまうことが
そして目が焼き付けるほどの眩い風景が
いとしくて、あなたは世界を色付ける。
描き出すことの全てが今は果てしないこの世界には
かなわないと知れば
私のいくべきみちは、桃色や黄色や
緑色や水色に輝く、どしゃぶり雨の瞬くもとで
教えてくれる、あの場所へまたゆくひのために
ピアノ即興 緑 更新履歴
2016/12/21
諦めともちがう、受け入れた先に
手に入れたのは確かなる安堵感。
期待をするのをやめ
欲しかったことにすがるのをやめ
わたしはこれっぽっちもすてきじゃないから
それはそうだと、きめた。
ただ、この尊い彼らや
かけがえのないひとたちを
愛するだけのひとだ。
更新履歴 ピアノ即興 橙
2016/12/15
燃え滾る熱情は朱く大きな鳥となって
空へと翼を広げた。
なぜだろう、この感覚を覚えている
紅い雲は空を覆って
私をどこまでも誘うのだ、
今、どんな諦めも苛立ちも
あの紅へ消えていく。
更新履歴 赤
2016/12/09
木々が黒い影となって、空は射した。
さらさらと葉が舞い落ちて
剥き出しとなった姿は
何故だか力強くて
こんなにも包み隠さずいるのに
堂々とできるあなたは同時にかなしい顔をしている。
更新履歴 緑
2016/12/05
ゆらゆらと、気持ちが浮かび上がって
よそ見がやめられない、
ぷくぷくと、気持ちが浮かび上がって
気泡みたいに水の上に浮かんでしまった。
言いたいことは言わなくても
それで生きていけるから
しまってある言葉がたくさん増えた、
流して、揺られて、どこかへ忘れてしまうぐらい
私はどんどん海にながされて
その流れに身を任せてしまうみたいだ
言いたいことは言わなくても
それで生きていけるのなら
このまま海の中で流されて
陸に着くまで瞼を閉じよう。
赤 更新履歴
2016/11/23
その人のうしろに白い眩い月が
背負うようにして じわり、と現れて
その人はゆらり、と影になって
身体は動けなくなり
心はうばわれて
恐ろしくても 何故かその姿を
みていたい。
更新履歴 青
2016/11/17
大切に出来なかったものは
すべて雪みたいにじんわりと
服に落ちて溶け込んで
喉の奥まで上がってきて息を出来なくして
苦しんで 苦しむことで自分を留めて
動けない幻が 包んでいて
すべては"不確か"だと教えてくれて
花束を持ったあなたは
私に教えている、
「あなたは生きているのだ」と。
更新履歴 水色
Copyright© 君の音。 | 真島こころ公式ウェブサイト , 2024 AllRights Reserved.