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「色カテゴリ」 一覧

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誰もいない場所で

2017/06/13

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誰もいない場所で、ただ何もしゃべらず、
風に吹かれていた。

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熱情に往く ver.2017

2017/06/12

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なぜだ、こんなに震えるような思いを
持っていても、立ちはだかる壁は多くて
終わりのない道でずっしりとした
熱に蒸発するようだった。
掴もうとしても掴もうとしても
砂埃が吹き荒れて引き戻されるようにして
スタート位置に立たされた。

こんなにも、こんなにも
熱情を抱えながら、果てしなく
聳え立ついくつもの大きな岩の壁を見つめて
生きていくには、あまりにもつらい。

☆2015年製作「熱情に往く」より。

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夜影はまどろみに消えて

2017/06/08

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夜、明かりがぽつぽつと点り始めた。
町は、静けさをまといながら
人影は、ゆらゆらと走りながら
時計塔は、鐘を鳴らしながら
夜の訪れを、まどろみのように感じていた。

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神様が与えてくれたこと

2017/06/06

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こおりがゆるやかに
溶けてしまったかのように、ひかりが射した。
なぜ、自分なのか、考えることがあれば
あなたはこう、言っていたとおもいだす。

「この運命を乗り越えることのできる者に
神様は、命を与えるのです」

こおりがゆるやかに
溶けてしまったかのように、ひかりが射した。
わたしが受け止めたことを
これは試練だ、と生きていくのだ。

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五月を越えて

2017/05/29

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五月が、終わろうと、していた。
幾つ月日が流れても、変われないことは
変わらなかったし、
突き刺さった棘は、二十年の時を経ても
刺し込んだまま、抜けずに、
癒えずにいた。

在ることは愛しいのに
在るが故に苦しみが、憤りが、焦りが
多大な呪いをいくつも抱えてしまっていて
それを背負いながらも、
歩いていくことが、生きていくことだ、

それならば、向かって明日へゆこう、
強く息を吐いて、沢山息を吸って
踏ん張って、
迷いも、身にまとっているものも
すべて遠くへ投げ捨てて

強くなるために。

ピアノ即興 水色 更新履歴

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熱の浮かぶ世界へ

2017/05/28

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重い身体を起こして、熱の浮かぶ世界へ
足を強く踏み込みながら
それでも震えながら
ゆっくり歩き始める、向き合わないと
いけないことが沢山あるから
その人は今しっかりと前を見つめて
一歩、一歩、燃え滾る風景の中で
確かめていくのだ。

更新履歴 ピアノ即興 黄色

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哀しみ色の滲みかた

2017/05/25

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哀しみの色、翠の薄い色、
そこはかとなく水に浮かんでしまった
あのひとの様で、

哀しみの色、薄暗い桃の花のように
使い切ってしまった心は
滲んでいくようで、

哀しみの色、あの輝きは
今はどこかへ失くしてしまって、

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新しい明日を迎えるために

2017/05/21

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日曜の午後のこと。
深呼吸をして週末を終えよう、
一呼吸、奏でて、
一呼吸、また奏でては
憂鬱な明日もどこかに吹き飛ぶようで。

更新履歴 ピアノ即興 黄色

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夏が寄せた幻

2017/05/19

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そこは”いつもの風景”みたいだ。
一緒に笑っていた、前みたいに
一緒に並んで椅子に座っていた、
あなたは幼き姿のまま変わらないままで
またあなたと過ごせるのだと
胸を躍らせた、

朝、目を覚ませば、君は消えていた、

重い身体を起こして、
また視界の暗い世界に戻るのだった。
不安がいつも過る日々、
衰えてしまった心や身体は
もう二度とあの日へ戻れないことを
諭すのだ、あなたはいるのにもういない、
あんな風に同じものを見て同じ感覚を持って
笑えないだろう、同じように過ごすことはできないだろう、
あなたは別の世界の人、
私も随分遠くに来てしまったようだ。

朝、目を覚ませば、君は消えていた、



2016年製作の「まどろみの中の目隠し」リンク曲です。

更新履歴 ピアノ即興 水色

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逃避の渦へ

2017/05/16

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どんなに熱を打ち続けていても
大抵のことは報われなくて
ただ無心で、自分は底にいる者だと
言い張って、だんだんと言い訳を幾つも
並べるようになって
風が吹いては咳き込んだふりをして
泥をかぶって黒ずんだ心で物事を見ていて
暗いトンネルの中に自ら入るようにして
ひっそり身を隠すようにして瞼を強くとじた。

更新履歴 ピアノ即興

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