あの夏のことを忘れない
2018/06/05
その線から、その崖から
何もさえぎるものはない。
宙に浮いた私はそのままどんどん
加速していく。落ちていく。
沢山人がいるのに、その場所で
ひとりだけしかいなかった。
消えかかった闇の中に放り込まれて
だけれどその闇に呑まれることを
最初から知っていた。
眩い光を覚えているか、
ついこの間のことだ、
眩しすぎて思い返せない、
あの暑かった、夏の始まり。
ありあまる心は振り返れないでいた
2018/05/28
ガラクタばかりがまた増えていく。
街の中でいくつもの音が忙しなく通り過ぎる、
またひとつ、ふたつガラクタが増えた、
交差点で沢山の人たちがすれ違う、
そうしているうちにも、ありあまった心は
蓋が開いた水の入ったボトルが倒れたみたいに
流れ落ちた、流れていく、
押し流されて、
戻れない。

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