「 素材不可 」 一覧
沈まない太陽 ? ver. short demo -
2014/01/07
朝という事実は変わらず。
置き去りにしてきたものから目を背け、歩いたのは
この太陽の真下。
白い光は、憂いを帯びた世界に降りそそいだ。
雨の中も、風の中も、
幸せな喜びの日も、かんかん照りの夏の日も、
冷や汗を垂らすように、朝が止まっていた。
☆2014春M3に出展の際に出す、
製作中のアルバム「朝を終えるために」より。
マスタリング:nakyamo
桃色の栞 - ver. short demo -
2013/11/25
ふわりと、ほのかに色づくピンクが少しだけ見えて、
胸がこそばゆくて、
ずっと時間が止まってればいい、と願った。
綻んでは、頷いて。
そうやって、あっという間に過ぎてしまって。
☆2014春M3に出展の際に出す、
製作中のアルバム「朝を終えるために」より。
マスタリング:nakyamo
ゆきのおはなし
2013/11/18
(テーマ曲-BGM)
(テーマソング)
「雪は好き?わたしは好きなの。
だって、なにもかも白くて。
色んな事が忘れられそうだから」
彼女はそう言って笑って、
雪の道を、僕の前を一緒に歩いてた。
橋を渡って、
僕が白い息を手袋の両手の中におさめた。
僕は、彼女が好きな雪だったから、好きだった。
歌詞
雪のような 女の子
ふわりと舞う 仕草
高いところから、きたんだ
雪のように 降った
町は 色付き
冬の風景が 飛ぶ
踏切渡ると 交差点
今日も、さようなら。
☆WEB企画「ゆきのおはなし」(無料公開)の、
劇中BGMと、それに添えた即興詩の弾き語りです。
空の海
2013/11/11
空の上には、きっと静かな海がいつも波を打っていて。
安らかに還る場所があるんだなってずっと思っていた。
東京から乗った飛行機から見えた空は、
ほんとうに空の海みたいで、この曲を眺めながら、聴いた。
とてつもない旅が終わり、また明日からがんばろうと、
還ってきた空で沢山のことを強く思った。
☆2014春M3に頒布予定の新作CDに入れる
この「空の海」のリメイクに合わせて、
2011秋M3に頒布の
「タオ~時は線路を越えて~」(データ版のみ販売中)より、
この曲を無料公開をすることにしました。
マスタリング:神崎鳴宗
ジャケットイラスト:虎瀬くの
朝焼けのブルー ver. the song
2013/09/24
歌詞
朝焼けが海を泳いでいるの
あたたかな世界
君の元へ 今日もゆく
朝焼けが君をしずめていくの
あたたかな世界
君の元から はなれゆく
今日は静かで
いつも静かで
波の音がきこえるの
今日は静かで
明日も静かで
鳥の泣く声がきこえる
朝焼けが海を泳いでいるの
あたたかな世界
君の元へ 今日もゆく
朝焼けが君をしずめていくの
あたたかな世界
君の元から はなれゆく
☆「朝焼けのブルー」テーマ曲を元に弾き語り製作。
風の泳ぐ街 - Town the wind is swiming -
2013/07/02
(ピアノソロ)
風を泳いだ、小麦畑を眺めて歩いた。
神社でお祈りをして、二十五円玉を入れる。
まだ私が小学生の頃通学路にしていた通りを
赤い自転車で抜ける。
動いていく、雲も、花も、大地も、風が通り過ぎていく。
生きている感覚を体の至る所で探った。
感覚は、もうなかった。
汗をびっしょりかいて、今日を生きる。
潤いの夏- Summer of moisture -
2013/07/01
開けたばかりのコーラ、ガラスのコップに注いだ。
小さな気泡が上昇していった、夏が来た。
夏に負けてしまった身体と心を横たわらせる。
近頃は、膝をカクンと立ちくらみばかり。
心の波は激しく打ち寄せたり、引いたりしていく。
わたしはこの夏を過ごす。
ダ・カーポの朝
2013/06/11
うるさく鳴り響く目覚まし時計を止めた。
目を覚ましたら今日になっていた。
重い体を勢いつけて起こす。今日も一日が始まる。
重たい体を運んでくれる電車は
わずか10分の時間だけ私と共にする。
うとうと、と瞼を閉じたりして、
リュックサックを抱えながら揺れる。
目の前の座席は日当たりがよく、
避けるようにして座った日陰の席。
がらりと、数えれるだけの人が揺られている。
この前と一緒だ、と思った。
今日もなんてことのない一日が
時間とともに流れて、
今日もなんてことなく終わっていく。
それがつらい。
それがつらくて、またうるさく鳴り響く目覚まし時計を止めた。
目を覚ましたら今日になっていた。