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「 素材不可 」 一覧

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かえりみち

2012/12/31

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地元の廃れた田舎道を今、帰ってるところ。
なんもないけれど、そして数々の憂いを思い出すけれど。

眺めてるだけで、歩くだけで、
幸いなことだと思っているんだ。

即興弾き語り、コーラス、語り、MIX、作詞:真島こころ

歌詞

町はやがて帰る人ばかり
冷たい手をポケットにしまって
あなたには重いかもしれない、おばあちゃんの手提げ
眺めて

道路は数少なく車が走る
信号は赤から青に変わり
でも進む人は私だけで
田舎町です

トイレに忘れていった誰かの
ペットボトルを近くに届けて
電車に揺られながら 携帯触り
プレイヤーで音楽を聴いてる

帰宅途中の女子高生たちは
寒そうな格好でおしゃべりして
帰宅途中の青年は
少年ジャンプ、読んでた

今日も 帰ろうか
今日も 帰ろうか

今日も 家があるから
帰ろうか

今日も 帰ろうか
今日も 帰ろうか

今日も 布団があるから
帰ろうか

更新履歴 弾き語り

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動かなくなった車輪

2012/09/20

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カラカラ。コロコロ…。

車輪は、もう動かないみたいだ。

―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より

更新履歴 ゲーム使用曲

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あるエピローグ

2012/09/19

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"だれだって、ほんとうにいいことをしたら、
いちばんしあわせなんだと思う"

と。そんなことも書いてあった。

自分を見下ろした。幸せ、しあわせ、シアワセ。
自分は幸せ…。
もしかしたら、自分のための幸せではないのかもしれない。

でも、きっと彼女自身のほんとうの幸せになったと、
加藤は思って、穏やかな表情で海を眺めた。

―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より

更新履歴 桃色 ゲーム使用曲

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ぼやけた砂浜

2012/09/18

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翌日は、とてもとても晴れていたけれど、
海小屋に彼女は姿を現さなかった。
加藤はまた海を眺めて、深呼吸する。
そのうち来るだろう、と思って、
メロンパンを小さくまた食べた。

翌々日も彼女は来なかった。

その次の日も、その次の日も、
彼女は来なかった。

―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より

更新履歴 黄色 ゲーム使用曲

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光が見えない

2012/09/15

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ずしん、ずしんと重たいものがのしかかると、
光は自然と消えていく。どんなに明るい光でも。
消えていくんだ。

―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より

更新履歴 mono ゲーム使用曲

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深緑のそら

2012/09/12

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夕方、海の家を後にしたチヅは、
また自転車をこいでいた。
暑い。蒸し暑さが足を重たくさせる。
海沿いの道路をずっと走る。
このビーチにはよく家族で来ていた。
海は綺麗だ。

光が反射して、黒く、白く、うねる。

―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より

ゲーム使用曲 更新履歴

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塩の匂い

2012/09/11

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海に行きはじめたのは、数か月前の春のことだった。
雪解けの季節、つぶれたスーパーの帰り、
海沿いを歩いていたら、
人影がそこにはあった。立ち止まって、
目を凝らしてみると、
「海小屋」と、下手な字で書かれた看板が見えた。

―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より

更新履歴 水色 ゲーム使用曲

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空虚な世界

2012/09/06

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今日も。また今日も。呼ばれては返事して。
生きていったら。

海のそばに家はあった。今日の夕飯は親子丼。

―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より

更新履歴 黄色 ゲーム使用曲

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朝焼けのブルー

2012/08/27

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「そんなに苦しかったら、いつでも死んでいいんだよ」

私はその言葉を聞くたびに、
胸がきゅっと音を立てるような気がした。
いつも苦しい私に、その言葉をかける彼は、
ほんとに穏やかな顔をしていた。

内心、死にたい気持ちはいつもあったが、
その言葉を聞くと、悔しくて、バカみたいで、
死ぬことが出来なかった。

―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より

更新履歴 ゲーム使用曲

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よくわからない想像をした

2012/06/17

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よくわからない想像をした。

よくわからない想像をした。

よくわからない想像をした。

声:真島こころ

※この曲は朗読というよりは、ひとつのジャンルが
 どこにも当てはまらない作品かもしれません。

更新履歴 朗読

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