謳う朝焼け ver.short
2016/02/24
眩しすぎるぐらいに朝焼けは
私たちを照らしていた。
やさしい時間が流れて
哀しい悪夢を今は忘れてしまうぐらい
うつくしい空が流れていた。
☆Novectacle様主催、
「ファタモルガーナの館 -Another Episode-
Original Sound Track」より
reverb - ver. piano short -
2016/01/15
まるで消えていくような記憶 それは銀色で
知らない世界で魔法みたいに、笑う
まぼろしだったみたいに 消えていくの
そう、消えていくの。
☆2014年製作多重コーラス歌曲「reverb」より。
ピアノソロのfullバージョンもそのうち公開予定です。
寂れ街 ver.2015
2015/09/14
薄れた空気で、人は憂いの瞳でゆっくりと歩く。
この街を知っているか。
ここは悲しみの街。
人々は夜も朝もセピア色の空を眺めているだろう。
原曲:2005年製作/MIDI「寂れ街」(MIDIデータ)より
☆ver.2011年も公開しております。
是非、聞き比べてみてください。
槇の疾走
2015/09/10
祐の手は誰かに強引にひっぱられて、
いつの間にか走っていたのだ。
視界をはっきりさせるように、目をこすると、
目の前に槇が汗ばんだ手で自分を引っ張っていた。
☆サウンドノベル
「朝焼けのブルー?-Pianissimo episode-」本編BGMより
真夜中に咲く一輪の花 ver.short demo
2015/04/10
ぬるま湯のようなひとときの中で
少女は 花のように咲いた。
瞼をあければ
無垢な姿がひっそりと眠っていた。
☆4月26日リリース予定、
最新作アルバム「フエラムネの向こう側」より
作曲・ピアノ演奏:真島こころ
マスタリング:高岡兼時
イラスト:宵町めめ
春の朝に心うばわれて
2015/02/24
通り過ぎゆくその一瞬を
何と言い表したらしたらいいのだろう。
また、誰かが通り過ぎて、春の駅は
ふわりと温い風に、包みかえっていた。
ただ朦朧とした視界に、駅のアナウンスが黄色く瞬くだけ。
ここにしばらく私は座って、行きゆく人や急ぐ人を見つめて
そっと耳を傾けて、電車の音をゆっくりと聴いていた。