幸せの風が吹いている
2021/04/12


紫の風は吹いてきた。
私は誰にも負けない風になる。
日々は過ぎて明日も続くことが
幸せで、明日が、明後日が
“楽しみで”
日々の彩り、植物の水遣り
美味しいものを作れば
自然と笑顔で
紫の風はすべての過去を
吹き渡らせて
「ここにいていいんだよ」と
教えてくれる。
春の嵐は貴方を連れてきた
2021/03/30


水が、下半身を覆う。
水はだんだん高さを増していく。
すごい雨だ。
自転車でなんとか逃げ切ったら
白い花束のあなたは待っていた。
そこで貴方といくつかの話をした。
水の中を越えてまた道路を
自転車でこいでまた元の場所に戻る。
白い花束の貴方はまるで
水の中の現実では行けない場所まで行ってしまって
もう体のある状態で
会うことはできない。
私は幸せになっていいのか。
貴方の夢を見るたびに思う。
目が覚めたら春の嵐が
一面を濡らしていた。
有限の心は知っていた
2021/02/17


カラカラに乾いた喉が
水でたくさん潤してほしいと言っている。
飲んでも飲んでも尽きないその水が
いつからか不安に、いつからか怖く感じた。
いつまでも流れる水が
いつまでも流れ続けるわけではないと
わかっていたからだ。
遊園地のコーヒーカップ
2021/01/20


ふわふわと遊園地のコーヒーカップに乗っていた。
なぜかいくら回しても目が回らなかった。
だからずっと手で回して回して
ずっと回し続けて
運んでいくカップは一人だけ、私だけが
乗っているようだった。
くるりくるりとそのカップは回って
誰ともぶつかることはない。
これが夢の中であることはわかっていた。
いつまでも一人で回っていたかった。
くるりくるりと夢は永遠に。
いつまでも覚めないで、と願った。
無の世界で
2021/01/18


どれもこれもくだらなくて
情報合戦のワイドニュースは日々流れてく
どれもこれも何も響かなくて
ただ世界で過ごしている
どれもこれもくだらなくて
ウソもホントも 疑心暗鬼も SNSも
どれもこれも心はなくて
ただ無の僕は眺めてる
ここにいる 誰もいる
誰も言わない 直接言わない
ここにいる 誰もがいる
誰も彼も自分が大事
他人など知らぬ
ここにいる 誰もいる
自分が大事、自分が大事
どれもこれもくだらなくて
情報合戦のワイドニュース見て流れてく
どれもこれも何も響かなくて
ただそんな世界で過ごしている
どれもこれもくだらなくて
ウソもホントも 疑心暗鬼も SNSも
どれもこれも何も心は無くて
何かも、無くて
ここにいる 誰もいる
誰も言わない 直接言わない
ここにいる 誰もがいる
誰も彼も 自分が大事
他人など知らぬ
他人など知らぬ
ここにいる ここにいる
ここにいる