pebble
2014/08/02

2008年、当時、落書きのように録音をし始めて、早5年。
今回はそんな真島こころが、
その道の途中で出会った 絵描きの章さんと
音を彩る兼時さんとともに。
色彩の豊かなイラストと、
そして、これまで数々生み出してきた言葉たちを。
いっしょに、
ピアノの音色と楽しめるCDを製作しました。
16pの詩集&イラスト集付き。クリアトールケース仕様。
[試聴]
[曲目]
01. 届け
02. forgive
03. 雨を見ていた日
04. 夜の列車
05. 朝焼けのブルー
06. とあるエピローグ
[スタッフ]
作曲・演奏・言葉:真島こころ
イラスト・デザイン:章
マスタリング:高岡兼時
[価格]
イベント価格:1000円(頒布終了)
データ版価格:500円(頒布終了)
音楽のみデータ版価格:400円(頒布終了)
[特設サイト]
pebble 特設サイト
夢見るサカナ
2014/07/22

怖いことを思い出したので、目をぎゅっと瞑った。
空中をさまように、腕を掻き回して部屋を泳いだ。
気が付かないまま、空想の世界にふける。
ピンクやエメラルドの魚と一緒に泳いで、
ずっと、旅へ出た。
海を抜ければ、風鈴がチリンと鳴る街へ来た。
楽しく過ごす”外”での自分は、まるで自分じゃないみたいで
しばらく自分を忘れるようだ。
「もう、自分のことなんて忘れて生きよう。」
のぼる、のぼっていく。感覚が消えていく。
風景はスローモーションのように動く。トートバッグに、
現実をいっぱい詰め込んで、ハンカチをかぶせて
見えないようにした。
いっぱい息を吸って、潮風を感じながら泳いでいった。
それは日曜日のこと。
クーラーを効かせた部屋
2014/07/08

夏が来たので、クーラーのスイッチを入れた。
ゴウゴウと音を立てて、肌を撫でるような風が吹きはじめる。
窓の外を見れば、ギラギラと光る太陽が空を覗いていて
溜息をついて、ソファに体を預ける。足をぶらつかせた。
静かな部屋でゴウゴウと音が響いた。
午後4時過ぎの、公園
2014/07/03

午後、4時過ぎ。そっとドアを開けてのぞんだ世界は
太陽が傾いて草原に光が寝転がる。
空は、静かに佇んでいて現実を少しだけ忘れた。
ゆっくり、ゆっくりと歩けば転ぶこともなく、
よく世界が見えた。時計は見ない。
風に吹かれていると、心が水の中にいるみたいで
日差しに照らされ、ぼやけた視界に目をこすった。