「ピアノ即興」 一覧
2015/12/23
窓の向こう、空を見上げた。
星や満月がやさしく笑うから、僕もそっと笑い返す。
なにを想おう、なにを祈ろう、今日は特別な日。
あたたかな場所へ向かう。
街へと、雪や光の中で君を見つけた。
手を振れば、君は雪のように笑ったのだった。
更新履歴 橙
2015/12/22
何も出来なくても明るい気持ちで溢れていた。
少しだけ大人になって見た世界は、
辛い場所もありながら、それを知るからこそ
感じる幸せがあったのだ。取り巻く人は言う。
君は一人じゃない、と。
そうだ、私は一人なんかじゃなかった。
弱さを見せる。そのたびに、支えてくれる人がいて。
私は生かされているのだと、知った。
更新履歴 桃色
2015/12/14
まるで、終わりがない道を歩いてるみたいだ。
雲の隙間から光が伸びて、大きな石がいくつも降ってきた。
ポケットの中から手鏡を出して、自分の姿を見る。
辛い。絶望が湧き上がって、目を瞑った。
炎のような暑さの中で、熱を込めた気持ちを
しっかりと持った。
生きていればなんだって起きるから、
燃えるような気持ちをずっと、ずっと持ちつづける。
思いつづける、まっすぐ、まっすぐと。
更新履歴 赤
2015/12/09
毎日は風を切るように終わる。
一日、一日、どんな日だって終わっていくんだね。
外へ出ない日も、夢のような一日だって。
でも、それはかなしいことじゃないよ。
一歩、一歩。確かに自分を刻んで、道を歩いている。
更新履歴 黄色
2015/12/04
(通常版)
静かな海の墓場[download id="523"]
(効果音無版)
静かな海の墓場(ver.効果音無)[download id="524"]
静かな海の中で瞼をとじていました。
その日は晴れていたように記憶しています。
水面には光がゆらりと泳いでいました。
抗うことなく、沈んでいくその様は
まるでこの時のことを知っているかのようで
口元には微笑みがあるのでした。
☆効果音無版のみ、素材利用可です。
効果音入りの通常版のご利用はご遠慮ください。
更新履歴 青
2015/12/03
「寒いね、」
君は笑った。俯いた顔で頷いて、灰色の空を見上げた。
視界はぼんやりと、膨張するようにして揺れた、
雪がちらちらと舞っては君の肩にやさしくそっと落ちた。
マフラーが風に揺れて。君もだんだんぼやけていく。
目元が冷たい。雪がじんわりと染みるようにして、
涙のように流れていく。
こんなに寒いと、消えてしまいそうなぐらい
胸が締め付けられて。生ぬるくも、苦しくて。
更新履歴 紫
2015/11/30
ベッドに寝転がって、布団を被って
“どこも行けないまま今日が終わるんだな”って思った。
目を開ければそこは夢に見た世界だった。
あの街、私がずっと思い描いていた場所。
強く、強く、強く 願う。
この街にずっといたい。戻らないで、はしゃいで、
笑って、踊って、君の手を引いて、
どこまでも行くんだ。泣きそうなぐらい、
わけがわからないぐらい、自分でないみたいに、楽しい時間。
ベッドに寝転がって、布団を被って
“どこも行けないまま今日が終わるんだな”って思った。
そうして、また私は夢を見る。
更新履歴 桃色
2015/11/28
それは、ひとりの寂しさのようにも思える。
朝の光が、雪に反射して眩しかった。
だけれど、心地よい。こんなに光に当たるのは
なにもかも、溶けていくような感覚。
屋根から雫がぽたりぽたり、と落ちて
体や心の中にある苦しさが癒えていくみたいだ。
更新履歴 ピアノ即興 mono
2015/10/23
意識が遠い。重たい瞼を細く開いて
未来を見つめる。今は動けない。
沈んだ足がさらに地面に埋まっていく。
何もできないまま、時間だけが過ぎていく。
更新履歴 黄色
2015/10/16
歌詞
溺れていた、また意識が朦朧とした、
秋だからかな、って思った
木の葉が揺れた、風が吹いた、日が沈んだ
かなしい気持ちになると、秋のせいにした。
溺れていた、また意識が朦朧としていた、
秋だからかな、って思った
窓辺 カーテンが揺れた、君がいた、朝が来た、
さびしい気持ちになると、君のせいにした。
更新履歴 弾き語り
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