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「ピアノ即興」 一覧

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風の切符

2016/03/12

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固く誓ったその姿には、笑みが浮かんでいた。
切符を買って、改札を抜けた。
風が少女の背中を押すように、どこまでも吹いている。
君との出会い、それが出発点となって
今、未来へ駆け抜ける。



☆ピアノ:真島こころ
マスタリング:マシュー
ジャケット:虎瀬くの

☆アルバム「雪の鳴る街へ」より/track.09「風の切符」
パッケージ版とデータ版を通信販売中です。

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2016/03/10

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塔がある。流れゆく空のもと、
帰路の途中から、いつもと変わらない場所で
佇んでいた。遠くもなく、ちかくもなく
見上げた風景の一角にいつもあるのだった。
穏やかに、静かに、ただそこにあるだけ。
その風景を、うらやましいと思ったんだ。

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春が、好き

2016/03/03

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春の陽気が心に元気をくれた。
こんな日は思い切って出かけよう。
篭っていた自分の体と心を、伸ばして
雪解けの世界へとつま先をつけた。
風のやんだ道で、裸の桜に生まれた新芽を見つけた。

私は春が少し前まで、得意ではなかった。
じんわりと溶けていく季節は
過ぎ去った桜の木のことを思い出させたからだ。

春の陽気が今は心地よくて
こんな日はどんなことも初めに戻るみたいで
思い出したくないことも春の幻に流されていくみたいだ。

ゆこう。また巡る季節に会いに、ゆくんだ。

更新履歴 ピアノ即興 mono

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despair

2016/03/02

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また今日も、朝がきてしまった。
起きて直ぐ、鏡の前に立つ。映るのは
醜い自分の姿。目をそらして流れるように
一日へと向かった。過ぎる、時間は過ぎていくけれど
この長い旅に終わりはあるのだろうか、と
時々不安になって。孤独の波に溺れて
また布団へともぐって、夜が明ける。

水色 更新履歴

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春の風はどこまでも吹く

2016/02/24

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凛と張り詰めていた、雪解けの季節は
叫んでしまいたい気持ちも
もどかしくて仕方のない気持ちも
冷たい風がまっすぐ、まっすぐと突き抜けていくみたいに
どこまでも走っていくんだ。
「私も連れていって。」そう一声、発せば
たくましい風が吹いて、また通り抜けた。

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謳う朝焼け ver.short

2016/02/24

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眩しすぎるぐらいに朝焼けは
私たちを照らしていた。

やさしい時間が流れて
哀しい悪夢を今は忘れてしまうぐらい

うつくしい空が流れていた。

Novectacle様主催、
「ファタモルガーナの館 -Another Episode-
Original Sound Track」
より

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都市列車の夕べ ver.short

2016/02/22

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不規則に揺れる列車の中では
帰路の途中へと着いた人達でひしめき返っていた。
窓の向こうでは、さびしく踏切が光り
ビルの数々が青白く光り
ひんやりとした情景は、心が水底に沈んでいるみたいだ。
列車が揺れる。今日も、この街へと眠る。

☆良太様主催のコンピレーションアルバム、
「Following the Light -夜景コンピレーションCD- 」より。
パッケージ版とDL版が通信販売中です。

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春への想い

2016/02/15

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しとしと、と雨が垂れてきた。
深く積もった雪は、じんわりやさしく溶けてゆく。
こころに柔らかい高音がひびいて
想いも溢れかえるように春まで伸びてゆく。
もう少ししたら出かけよう。
心も体も春の風でいっぱいにして
飛んでゆくんだ。

更新履歴 水色

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記憶の地平線

2016/02/12

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白き、淡き ぼんやりとしたゆめを見た。
どうしてか涙がとまらなくて
目をぎゅっと瞑るのだった。
思い出したくないこと、思い出すたびに
記憶はさらに記録されていく気がするのだ。
時間が経っていくうちに 薄れていくと思っていた、
だけれど鋭い刃みたいな光が いつだってやってきて
深く深く 呼び戻される。

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夜に光は纏う

2016/02/09

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ほたるのように、雪が光って舞い降りた。
灯りはいつだって、心に寄り添うもので
こんなにつらい帰り道だって
並ぶようにして橙色の光が灯ると
もうどうだってよくなるんだ。
うつくしいその世界に僕は全てをゆだねた。

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