Jingle Bells ? Cover .. ver.2016
2016/12/19
"街へ、出かけましょ。"
ほのかに甘いアーモンドの香りが鼻をくすぐり、
冬の匂いもまざりあい、
駆け足になった僕の向かう場所は
昔から決まっていたんだ。
夜明けの心よ、前を向きなさい
2016/11/02
目の前に、かなしいゆらめきが
輝いていて、電車に揺られながら
車窓からその景色を眺めている。
なぜか私はいつの間にか
どこにもいない自分の世界へ
吸い込まれてしずんでいた、
なぜだ、手を伸ばしても
自分のことなど小さいものだ、
なぜだ、胸をぎゅっと掴んでも
こんな小さな狭いこころに
溢れるほどの光がこぼれた。
目の前に、かなしいあなたの姿が
ぼうっと立っていて
私はあなたに触れるのすら怖くて
それでも夜は明けて
なぜだ、こんなに、苦しくても
つらくても。どうしようもなくても。
あなたと一緒にいたい、だなんて。
黄色のカーテン ver.short
2016/10/21
光が差し込めば、あなたはどこか
生温くやさしくて、だけれど
だんだん意識がジグザグの世界へ
否、朧ろな世界へ溶け込んでいく。
なぜだかこの悲しくもゆがんでいる世界を
よく知っている。
ここはどこだ、私の部屋なのに
違う、視界は曖昧なまま
心は穏やかに、明るい光の中へ
溶ける、沈む、波打つ、かなしくて
どこまでも、どこまでも…。
マスタリング:79 Million Reserve 様
☆良太様主催のコンピレーションアルバム、
異世界コンピレーションアルバム「Tattva」より。
現在、通信販売中です。
海は笑うようで
2016/10/15
「また、海を見てたんだね」
海は教えてくれる。ここにいなくちゃいけないと。
ずっと背負い続けなきゃ、いけないと。
夜が来るたびに、黒い闇が迫ってきて、
あの子のことを考えながら、眠りについて、
朝になって、海の音が聞こえて、
あの子のことを思い出して、過ごして。
隠れていた月に、雲がだんだん流れて、
おぼろげに光を帯びて姿を現した。
月が静かに、海へと映って揺らいでいた。
今日も、明日も、明後日も、
苦しみ続けるいつもの風景は、
ゆっくりと動き出していた。
☆2017冬公開予定、
「朝焼けのブルー? - Mezzo forte episode -」より。