この世界に身を任せながら
2018/10/05
風の季節の訪れ。10月はやってきた。
ゆっくりと自転車を漕げば
道路わきに花たちがたくましく伸びていた、
涼やかな空気、焦げるような田畑の匂い、
久しぶりに見上げた空は
高く、高く澄んでいた。
もう深呼吸はいらない、道しるべもいらない、
背中を押す風さえも。
育ったこの場所さえ
感じなかった。
全て感じなくても、走らなくても
魂を注がなくても、
考えながら生きていかなくても
もういいでしょう。
すっと手を伸ばして
足をふわりと浮かせたら
いつの間にか世界と一緒に生きていたのです。
君は招いた、私は誓った。
2018/09/02
その光は、幾つもの陰りを
やさしく照らした、鳴らすようでもあった。
夢の中で君は、私に今でも諭すように
現れて、喉の乾きをうったえて
横たわる。翳りゆく夢はそうして
哀しいほどに広がる、めくるめく景色は
残酷だ。
今でも蘇る、
あの日は、尊くて、大切で
この光を消さないように
控え目なやさしさをつくった。
BGM作品 vol.18
2018/08/20
夜をスキップしましょ。
スタッカート/スキップ/穏やか/厳か/やんわり/日常/夜/夕方
夜は満ちて私は歩いて
夜の散歩/街/ゆっくり/静けさ/ネオンの光/真夜中/穏やか
熱帯夜は明けない
ダンス/情熱的/ドラマティック/ダーク/赤
振り子が揺れる
静か/音数少なめ/シンプル/部屋/白/明るくも暗くもなく
ひまわりが笑う
やさしさ/光/希望/OP/日差し/明るい/穏やか/爽やか/切ない
濃き色は哀を溶かした
2018/08/20
薄く色付いた紅色やオレンジ色のあの日々が
いつまでも自分を苦しめた。
跳ねてもぐんぐんと走っても平気だった頃、
何色にだって染まって私は何も知らないまま過ごした。
幾つも春が過ぎて夏も過ぎて
明日も明後日も過ぎて気が付けばまた春に戻った。
いつまでも苦しめた。
今日、この場所で瞼を開けていたら
あの日々を重ねていた。
同じようで全然違う、だけれど何重にも
あの日々を忘れるぐらいに
色は重なって濃くなって、
本当に幸せだった。









