矢印は今を指している
2019/02/13
どれほどの安堵、
どれほどの幸福に満ちていても
人を信じることは未だ出来ずにいた。
あの頃、何もかもがはじめてのことで
何もかもがうれしくてかなしくて
ボロボロと泣いいてた、
何もかも信じることが出来た日もあった。
☆「曖昧な線の向こうへ行く為に」の
姉妹曲となっております。
冬から春へ
2019/01/30
冷たい風がゴウゴウと轟くように音を立てていた。
心の隙間に吹いて、日常はさらに白く
塗りつぶされるようだった。
それでも。
思うのは、春のことだ。春になったら、
君と会ったり、出かけたりして
沢山の夢を叶えたい。
冬までのことをうそだったみたいに
桜と一緒に散らせて、歩いていくんだ。
会いたい。
君や、友達や、まだ会ったことのない人たちにも。
会って、お話をして、一緒にご飯を食べたり、
紅茶のお店に行ったり、春を見たり、
夏を見たり、秋だってこのまま巡っていくんだ。
冷たい風は負けてしまいそうなぐらい強く吹いていた。
もう嫌だなだなんて、言ってしまった。
だけれど。
もうすぐ春が来るから、春はいつだって
来るから。想いをのせて
強く、強く。願いつづける。
心の奥底にきれいな水を注ぎたい
2018/12/04
/YOUTUBE版
心の奥底にきれいな水を注ぎたい。
そう思って、蛇口をひねった、
心の入り口から流し込むのだ、
喉を潤す、だけれどそれ以上奥には
流れ落ちなくて
口から溺れるように溢れ返ってしまって
身体はいつの間にか水の中だ、
足もつかないその水の中で
なんとか泳ごうとして腕でかき回して
必死に、必死に息を止めて
抗った。
心の奥底にきれいな水を注ぎたい、
ただそれだけだったんだ。
心の奥底にきれいな水を注ぎたい、
ただそれだけだったんだ。
Don`t tell
2018/11/05
ざわりと香る、夜のこと。
ぱきりぱきり、と音を立てて
それを包んでいた殻が割れだした。
露わになったその姿はすごく滑稽だ、
醜くて見れるものではなかった、
露わになったその姿は
今まで目をそらしていた自分の姿だ。
一メートルぐらいの距離で
あなたをずっと見つめていたが
あなたも私を見ていなかった。
ざわざわと外では風が荒れ狂っていた。
これ程にずっとあなたのことを
見放していたことに気が付く。
あなたの瞳に魂は宿ってなかった。
私はただただ、そこで立ち尽くした

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