「橙」 一覧
2014/01/29
内容なんて、なかったんだ。理由だって、なかったんだ。
ただ、無心で夢中になって、時間を忘れてさ。
そうやって、紡ぐことがほんとうに大切だったんだ。
夜だって、朝だって、いらなかったんだ。
ただ、息をして、毎日素敵に笑いあうことが出来たら、
もうそれでよかったんだ。
そう、君は笑って、ほんのり泣いていた。
ピアノ即興 橙
2014/01/06
セピア色のコントラストに白の浮き上がった雪たちが
少し暮れた夜の世界に、降りそそいでは、どこかに消えた。
白の絨毯を埋まるように歩いていけば
こんな雪の日が悪くはなくて。
雪が降るたびに思い出すんだと、笑った。
音が鳴る世界では、心が共鳴するように伝わって。
冷たくなる手を、強くはなく、離れない強さで、握った。
心地よい調べが、街を降りそそぐ。
それは、いつだってきれいで。
焼き付けるように刻むように瞼を開いては閉じた。
心のドアが今、開いている。
やさしい風が吹いては、撫でるように歌う。
怖いことなんてない。なににも代えれない大切なものが、
この世界にあることを知った。
それを、しあわせと呼ぶのだと、知った。
更新履歴 橙
2013/10/31
「―――――――――――――――――――――」
更新履歴 橙
2012/11/28
鳥は、必ずしも、自由というわけではないようだ。
自分の食べるものや、眠りの時間も刻む。
今日もそうやって、夕焼けの中、山へ帰っていく。
風が寒さを運んでいく。時期に雪も近いだろう。
一日が終わると、わたしは眠る。
静かに、静かに、その山で息をひそめる。
更新履歴 橙
2012/07/28
時々ね、
時々だけど肌色のような
濃いピンクのような淡いピンクのような、
駅で見た長方形の絵のような、どこともない色が、
体内を流れていくんだ。駆け廻るように。
更新履歴 橙
2012/07/02
穏やかでいること、許し合うことは、
鬩ぎあう気持ちを静めてくれた。
人が生きていくということは、
沢山の解決できない事実が宿るということでもある。
"穏やかな心"を忘れずに。
"穏やかな心"を忘れずに。
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