やさしい日 - Christmas night-
2015/12/23
窓の向こう、空を見上げた。
星や満月がやさしく笑うから、僕もそっと笑い返す。
なにを想おう、なにを祈ろう、今日は特別な日。
あたたかな場所へ向かう。
街へと、雪や光の中で君を見つけた。
手を振れば、君は雪のように笑ったのだった。
誰もいない夕暮れの図書室
2015/06/06
窓から、茜色の夕焼けがぼうっと霞むように照りつけた。
本棚にも茜色の光が射して、図書室は茜色に染まるのだった。
向こう側から電車が走る音が遠く聞こえた。
静かな図書室だから、色んな音や光が
よく聞こえたり、見えたりしたのだった。
そっと瞼を閉じて、かけがえのないものに全てを研ぎ澄ませて馳せた。
午後4時過ぎの、公園
2014/07/03
午後、4時過ぎ。そっとドアを開けてのぞんだ世界は
太陽が傾いて草原に光が寝転がる。
空は、静かに佇んでいて現実を少しだけ忘れた。
ゆっくり、ゆっくりと歩けば転ぶこともなく、
よく世界が見えた。時計は見ない。
風に吹かれていると、心が水の中にいるみたいで
日差しに照らされ、ぼやけた視界に目をこすった。

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