「色カテゴリ」 一覧
2012/09/12
夕方、海の家を後にしたチヅは、
また自転車をこいでいた。
暑い。蒸し暑さが足を重たくさせる。
海沿いの道路をずっと走る。
このビーチにはよく家族で来ていた。
海は綺麗だ。
光が反射して、黒く、白く、うねる。
―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より
更新履歴 緑 ゲーム使用曲
2012/09/11
海に行きはじめたのは、数か月前の春のことだった。
雪解けの季節、つぶれたスーパーの帰り、
海沿いを歩いていたら、
人影がそこにはあった。立ち止まって、
目を凝らしてみると、
「海小屋」と、下手な字で書かれた看板が見えた。
―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より
ゲーム使用曲 更新履歴 水色
2012/08/29
「切符を拝見します」
☆フリーゲーム「無限夜行」のイメージで弾いてみました。
夜の香りがする、どこか懐かしいぞっとするゲームでした。
電車の物語、いいですね、私も描いてみたいです。
色遣いや演出が思わず夢中にさせてくれます。
素敵なゲームでした。
又、「MUZIE」様主催、
FMうらやすで放送中の、インディーズ新譜情報番組「Bandup」、
10月31日放送予定分にてオンエアされました。
更新履歴 青
2012/08/27
「そんなに苦しかったら、いつでも死んでいいんだよ」
私はその言葉を聞くたびに、
胸がきゅっと音を立てるような気がした。
いつも苦しい私に、その言葉をかける彼は、
ほんとに穏やかな顔をしていた。
内心、死にたい気持ちはいつもあったが、
その言葉を聞くと、悔しくて、バカみたいで、
死ぬことが出来なかった。
―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より
更新履歴 青 ゲーム使用曲
2012/07/28
時々ね、
時々だけど肌色のような
濃いピンクのような淡いピンクのような、
駅で見た長方形の絵のような、どこともない色が、
体内を流れていくんだ。駆け廻るように。
更新履歴 橙
2012/07/02
東京の朝。静かな住宅街は、少し肌寒い。
ゆっくり坂道を歩く、
東京の朝はいつもの朝とはまた違う静けさがある。
背筋をぴんと伸ばした。凛とした空気は、
独特の感覚にさせた。
あの朝を思い出すと、
どこか胸が詰まるような感じが、未だにする。
それは、あの朝に私がいた、存在証明でもあった。
更新履歴 mono
2012/07/02
穏やかでいること、許し合うことは、
鬩ぎあう気持ちを静めてくれた。
人が生きていくということは、
沢山の解決できない事実が宿るということでもある。
"穏やかな心"を忘れずに。
"穏やかな心"を忘れずに。
更新履歴 橙 過去作品
2011/12/24
薄れた空気で、人は憂いの瞳でゆっくりと歩く。
この街を知っているか。
ここは悲しみの街。
人々は夜も朝もセピア色の空を眺めているだろう。
原曲:2005年製作/MIDI「寂れ街」(MIDIデータ)より
更新履歴 黄色
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