雲とながれた一瞬の静止
2013/09/25
雲とながれた一瞬の静止 ver. the inst(ピアノバージョン)
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雲とながれた一瞬の静止 ver. the song(弾き語りバージョン)
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それは、星の爆発みたいな、一瞬の静止だったよ。
人と人が別れて、鼻水かんだティッシュが部屋に溜まって
布団の中で猛烈に叫んで、
空には、ちいさく飛行機が飛んでいた。
綺麗な匂いはしなくて、ただ、静止した空間が、僕を取り囲む。
傍観者 - Onlooker -
2013/07/18
遠くを見ていた。食器棚。少し見える台所。
憩いの食卓テーブル。ピアノを弾いている。
私は息をしている。
息をしているのもだんだんわかってきた。
今もどこかで、
救いようのない人たちがたくさん生きていて、
今もどこかで、
救いようのない人たちをばかにしている人たちが
たくさん生きていて、
今もどこかで、
ばかにされても理解できない人たちが
たくさん生きていて、
今もどこかで、
なにもそんなことを知らないで
日常を過ごして生きていく人たちがいて。
そういう中で、自分は生きていて。
風の泳ぐ街 - Town the wind is swiming -
2013/07/02
(ピアノソロ)
風を泳いだ、小麦畑を眺めて歩いた。
神社でお祈りをして、二十五円玉を入れる。
まだ私が小学生の頃通学路にしていた通りを
赤い自転車で抜ける。
動いていく、雲も、花も、大地も、風が通り過ぎていく。
生きている感覚を体の至る所で探った。
感覚は、もうなかった。
汗をびっしょりかいて、今日を生きる。
潤いの夏- Summer of moisture -
2013/07/01
開けたばかりのコーラ、ガラスのコップに注いだ。
小さな気泡が上昇していった、夏が来た。
夏に負けてしまった身体と心を横たわらせる。
近頃は、膝をカクンと立ちくらみばかり。
心の波は激しく打ち寄せたり、引いたりしていく。
わたしはこの夏を過ごす。
六月のひかり-Sunlight of June-
2013/06/27
(ピアノソロ)
黄桃の缶詰のような色をした雲から差し込む光。
横断歩道で待つ人は、たまにそんな光を見据えて、
明日のことや、遠い将来のこと、
家族のこと、恋人のことを、霞んだ心の持ち様にて。想う。

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