「色カテゴリ」 一覧
2017/07/26
大切な気持ちを思い出した日には
青空が明るく見えるような気がした。
いくつかの不安がふっと浮かぶけれど
それ以上に上を向いていたんだ、
見えていることも、見えていないことも
すべては彩を成していて
心の中にある形のないものも
いつか容を宿して
手を動かして、足を動かして
息づくでしょう。
自然と体は動き始めていた、
心にあるのなら”確か”でしょう、
心清らかに 進んでいこう。
更新履歴 ピアノ即興 水色
2017/07/24
その、何の容もない小さな
かけがえのないものは
だんだん輝きだして光の粒がきらきらと
零れて、一滴、一滴、
涙の雫となり
水溜りが出来て、世界は彩を成し始めた。
淡い橙がかった桃のベールを被った
その人は
まっ白な世界で、やさしく
しなやかに
手を動かしながら、魔法をかけるのだった。
この場所に生命を宿して
愛しい、花がうまれた。
更新履歴 ピアノ即興 桃色
2017/07/20
よいことを得ることが
よいものを作ることが
大切か、
穏やかな心をわすれて
果てしない場所までたどりついたように思う。
こんなに大切にしてきたことを
否定して
途方に暮れるまで解決する答えを
探してきたけれど
解決できないことが
たくさんあることを
過去の私は教えてくれる。
更新履歴 ピアノ即興 水色
2017/07/18
徐々に、閉じ切った殻の中から
這い出て、最初の地点まで
戻ろうと
体の一部は竜巻のようになって
本来あるべき姿の瞬間まで
剥き出しになって
抱きつくようにして
腕を伸ばして必死にしがみついた、
そんなのもう、木の棒にしか過ぎない、
日々、脱皮していく時の流れには
抗えないもの、
だけれど本当の姿には
誰だってもどりたい、
走れ、
まだ間に合う、
走れ、しっかり掴む、
そうしてしっかりと胸の中に
押し付けて
もっと深くどこまでも闇に突っ込むようにして
飛び込む、今なら、落とさない。
ピアノ即興 青 更新履歴
2017/07/12
繊細に、且つ洗練したその世界に
魅了されて なんとも薄っぺらいわたしは
右手を真っ直ぐとしなやかに伸ばして
滑らかに動かして
左手を反対側へ おどらせて
滑稽な踊りをつねに披露して
つま先を立てて 足が赤く染まるほど
舞いツづけたのだ。
鏡を見て、ふっと笑って くねりと
首をまげて いつまでたっても
狂気に満ちていただろう。
明日むなしい夜がきたって構いやしない、
択んだ道なのなら、とことん枯れはてるまで
この身が裂けるまで
ツづけましょう。
更新履歴 ピアノ即興 緑
2017/07/10
動画版
在る言葉すべてを凍らせて、
旅人は世界を辿りながらこう言う。
「この世にほんとうに必要な言葉など無い」
と。
更新履歴 紫 弾き語り
2017/07/07
星が瞬くように笑いかけるので
闇夜に逃げてひっそりと身を隠して
問いかけた、やさしい河は漂うにして
そうっと首をかしげる。
黒い世界に身をゆだねて
視界は星空に染まる。
更新履歴 ピアノ即興 緑
2017/07/05
黙っていれば、星空もきらめいて
空も広く感じることができるから
唇を結んで、この夜を通り過ぎていけたら
誰も存在のしない世界で
ぷかり、と浮かんで
眠りについて何もなかったことにしよう。
更新履歴 ピアノ即興 紫
2017/06/27
魂が抜けたみたいに
同じ場所をぐるぐると彷徨いながら
ここにいるのに、ここにいないみたいに
放心したまま歩き続けた、
それは終わりのない永遠のような
場所で、だけれど脱出する"思い"は
浮かばなくて、歩き続けることが
廻り続けることが正しいことのようで
歪んだ世界の中で、まどろみながら
消えてしまった心は
風景と同化してしまった。
更新履歴 ピアノ即興 赤
2017/06/22
やさしい風が吹いたのなら
思いっきり地を蹴って、扉を開けて
どこまでも滑らかに漂うように
くるり、くるりと踊って
思い通りに身体をうごかしながら
指先を立てながら
ゆこう、ゆきましょう、軽くステップを
時々しながら、水色の真下、
描くように、そよ風に乗せて。
更新履歴 ピアノ即興 水色
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