心は再生した、確かなる光を感じた
2018/05/11


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心には愛しさ、芽生えはじめてから
いくつも風景は変わりはじめていた。
視界は明るい。そのことに
違和感も今は感じない。
かけがえのない愛しいひとたちが
音を待ってくれるひとたちが
そこで佇んでいる。
こちらを笑顔で見守ってくれる。
こんな風に、永続的に幸せを感じることが
今なら怖くないのだ。
光は降りそそぎつづける。
心に愛しさがあれば、いつまでも
いつまでも降り続けるのだろうと誓った。
look the reality
2018/05/03


私はまた生きることを選択した。
→生きる
→
霧は消えていた、微かなあたたかさも
もうなくなっていた。
→忘れる
→振り返る
正しいことなんてなにひとつどこにだってない。
「忘れなくてもいい。」
振り返らない、忘れたくない、
忘れなくていい。
→
思い出すことは減っていた。
忘れてるように感じていた。
焦っていた。
足も手もいつだって動かさなくてはいけないと。
“いつだって、時間を無駄にしてはいけないと。”
白い花束を持ったあなたが
いつだってあなたは生きることができるのだからと
教えてくれたからだ。
だから、私は有意義に、時間を使っていた、
ように思えて体はずっと、心はずっと、
全速力で走っていた。消耗していた。
このまま走り続けることはできない……。
心は遅れてやってくる
2018/04/23


心の中で熱は冷めなかった、
怒りさえも気付けなかった。
夢の中でわたしは拳を上げる、
君は泣きそうな顔をしながら
笑顔で、わたしの矛先を受けた。
あの時上手に怒りを燃やしきっていれば
時が随分経ったとしても
こんな風に、むなしい朝は来なかっただろう。
乾いた野はらを後にして
2018/03/28


凍て付く寒さに身震いした日も
束の間。春が訪れたならば
今度はさみしさにすっぽり埋まって
心は潤いをもとめて
水を欲して沢山、沢山身体中に
浸透させた。
満たされる日があれど、
また乾き、手を伸ばすのなら
もっともっと、昇っていくべきなのだろう。
日々感じる違和感やずれを感じながら
口をむすんで、野原を歩いていくだけだ。
消える
2018/03/11

時々、何も、存在も、姿も、記憶も、
なかったことにしたいんだ。
少しずつ、軸がずれ始めていた、春。
必死で掴みにいこうと手に握ったものは
落とさなかった、
そのまま体は落下していく。何故だ。
気持ちなんて嘘、薄っぺらくて
人にこびて、よい姿をしているだけ、
何故だ。
急に心は冷たくなっていく、
何故だ。
こんなに笑顔なのに、こんなにくるしい、
何故だ。
その真っ直ぐな鏡に映っている自分さえも
嘘だ。
☆こちらの楽曲スマホでの動画での
簡易録音となっております。
毎収録時のレコーダーでは録音しておりませんので
DL版はありませんのでご了承ください。
永久の衝動
2018/02/24


果てしない道のりをいつまでも歩いたとしても
行き着いた場所はいつも断崖絶壁だった。
時には急降下するぐらいに
底まで落ちてしまうこともあった。
だけれど、なぜだかいつも
底で倒れて身動きが取れなくても
しばらくしたら、またへろっと笑って
歩き出した。
そういう風にいつも繰り返す日々だった。
痛みも、いてもたってられないほどの苦しさも
いつも声を上げて子供みたいに
泣き叫び続けることもあったのに
それでも光をあきらめきれない。
それなら、とことん生きてみましょう。
全力で、泥臭いままに紡いで、感じて
呼吸して、精一杯心より生きていけば
微かな光だって、見えてくるのでしょう。