「 素材不可 」 一覧
都市列車の夕べ ver.short
2016/02/22
不規則に揺れる列車の中では
帰路の途中へと着いた人達でひしめき返っていた。
窓の向こうでは、さびしく踏切が光り
ビルの数々が青白く光り
ひんやりとした情景は、心が水底に沈んでいるみたいだ。
列車が揺れる。今日も、この街へと眠る。
☆良太様主催のコンピレーションアルバム、
「Following the Light -夜景コンピレーションCD- 」より。
パッケージ版とDL版が通信販売中です。
メゾピアノ
2016/01/04
青葉がぎらぎらと輝いて揺らめいていた。
汗をびっしょりにして、教室へ駆け込んで椅子に座る。
☆現在鋭意製作中、
「朝焼けのブルー? -Mezzo piano episode-」より。
特設サイトを公開中です。
歌詞
桃色の髪が、揺れた
風は うそみたいに
昨日のように
汗ばむ夏さえ
終わるのは
なぜだろう
秋へ、いきたくない…。
それでも 時は過ぎて
それでもね 時は過ぎて…
静かな海の墓場
2015/12/04
(通常版)
静かな海の墓場[download id="523"]
(効果音無版)
静かな海の墓場(ver.効果音無)[download id="524"]
静かな海の中で瞼をとじていました。
その日は晴れていたように記憶しています。
水面には光がゆらりと泳いでいました。
抗うことなく、沈んでいくその様は
まるでこの時のことを知っているかのようで
口元には微笑みがあるのでした。
☆効果音無版のみ、素材利用可です。
効果音入りの通常版のご利用はご遠慮ください。
いつだって。
2015/10/03
ほのかに色づく、桃色がゆらりと風になびく。
ぬるい教室の中で、時間が過ぎるのを
ただただ、待った。
桃色の髪の少女はいつも、
休憩時間になって教室を出ると
やさしい笑顔で待っていた。
いつだって、それは当たり前の風景だったの。
季節が巡り、やがて、彼女たちも巡り始める。
☆現在製作中、
「朝焼けのブルー? -Mezzo piano episode-」より。
特設サイトを公開中です。
幸せのために
2015/09/11
「…人のために、行いをしたとしても、
それはきっと自分のためでもあるんだ…」
足元はすごく冷たいのに、
肩の上にある加藤の手が、とても、やさしくて
あたたかくて、それでいてかなしかった。
こんなにやさしいのに…いや、こんなにやさしいから…
かなしいんだろう。
☆サウンドノベル
「朝焼けのブルー?-Pianissimo episode-」本編BGMより
槇の疾走
2015/09/10
祐の手は誰かに強引にひっぱられて、
いつの間にか走っていたのだ。
視界をはっきりさせるように、目をこすると、
目の前に槇が汗ばんだ手で自分を引っ張っていた。
☆サウンドノベル
「朝焼けのブルー?-Pianissimo episode-」本編BGMより
遠のく世界
2015/09/10
怒った顔の槇が
一冊の寂れたえんじ色の本を手に取った。
ぶつかったときの衝撃、落としてしまったせいか、
分厚い表紙がぶらりと、取れてしまっていた。
祐は頭がぐるぐるした。
槇は強い口調で吠えるように言った。
☆サウンドノベル
「朝焼けのブルー?-Pianissimo episode-」本編BGMより