
すべての人へ
2013/03/11

「どんなことがいつ起きるかわからない。
だからこそ、今日をいつも通り過ごそう。」
即興弾き語り、MIX、作詞:真島こころ
歌詞
いつか なにもなくなるときのために
「ありがとう」を言おうか
いつか なにもなくなるときのために
「ごめんね」を言おうか
どんなにうまくいってる道を歩いてても
失くすことは避けられない
もしかしたら 明日 誰かが
なにもかも失くしているかもしれない
いつか なにもなくなるときのために
外を散歩しようか
いつか なにもなくなるときのために
家族と笑おうか
いつか なにもなくなるときのために
名前を呼び合おうか
いつか なにもなくなるときのために
ご飯、沢山食べようか
こんな 鬩ぎあいようがないことが
この世界には たくさんあって
ただただ そのことを 受け入れて
強く、強く 前を向かないといけない
いつか なにもなくなるときのために
部屋の掃除しようか
いつか なにもなくなるときのために
今日をいつも通り過ごそうか
いつか なにもなくなるときのために
「ありがとう」って言おうか
「ごめんね」を言おうか
失くすことは 誰だって怖いよ
そして 失くさないことも
誰だって、ない
失くして 悲しまない人もいないし
失くすことに 慣れてても、悲しい
いつか なにもなくなるときのために
カーテンを開けようか
いつか なにもなくなるときのために
できることを しようか
いつか なにもなくなるときのために
人をまた、愛そうか
いつか なにもなくなるときのために
いつも通り 過ごそうか

また、ね
2013/03/07

冷たい風が通り抜ける中、
とっさに案内したのは、誰もいないレストラン。
知らないオペラが店内を流れていて、彼女もやがて、
口を開いた。
頼んだマシュマロココアは甘すぎるし、
流れるオペラの曲は今の話にしっくりきすぎて、
逆にどれも邪魔に思えた。
人は、もしかしたら、年をとると、
少しガンコさんになったり、
大人らしい大人になっていくのかもしれない。
雪解けの道は、歩きやすいけれど、
彼女と出会った頃に歩いた道を思い出させた。
どうにも腑に落ちない感情は、
やがて列車に乗せて運んでくれた。
彼女のようなお花の咲く季節が、
今年もやってくるんだなって、
冷たい風に身震いしながら、思った。
☆「ミュージックもん」様にて、
2012年10月掲載曲として楽曲が掲載されました。

ちっぽけなうた
2013/03/03

外は嵐だし、今日は本当に憂鬱だ。
だるいや…寝ちゃおうかな。面倒くさいや。
即興弾き語り、MIX、作詞:真島こころ
歌詞
今日はなにも、かんがえたくなかった
外は嵐だし 風の音も慌ただしい
前より、すごく淋しさは埋まったのに
どうしてか布団にモグりたくなる
先のことなんて考えなくていい
今のことさえできないのに
そもそもやろうともしないし
情けないなって思う事で楽になるし
せめて外が晴れたら
ちゃんと歩こうって
思ったけれど
「自分を肯定したいから」です。
だめだだめだだめだ
今日は憂鬱だ
そもそも大勢多数の人が
喜んでくれる曲を描きたかったわけでもないし
でも褒めてもらえるとうれしいし
そんなこと考えたら面倒くさいなって思う
ばかだばかだ自分はばかだ
そう思ったほうが楽だろうって
悩みすぎだろう
どれだけの人が 遠いどこかで
たくさん悩んでいるのかもしれないな
でもそんなこと 今はどうでもいいよ
悩んでる人がどれだけいたって
この気持ちは自分だけのものだから
ああ なんか すごく 面倒くさいな


窓から見えるのは冬でした
2013/02/26

藍色のリビングのカーテンを開いた。わずかに光が射す。
子供が一人…下校中だ。今日は雪、降っていない。
静かだな。冬は静かだと私はよく思う。
特にこの時間は、陽が落ちた色が雪に染まるため、
気持ちがどこか冬にさらわれていく。
この窓辺でピアノを弾いていると、
なんだかどんなことも忘れていく気がした。
ねぇ、お母さん
2013/02/20

どんなことがあっても…。
ねぇ、お母さん。ねぇ、お母さん。
今日は細い優しい雨が降る
今日は少し肌寒いや
即興弾き語り、MIX、作詞:真島こころ
歌詞
エスカレーターは動く
人々は 交錯する
今日は 細い優しい雨が降ってきました
アナウンスは いつも通りで
この風景も いつも通りで
心の中だけ ざわめいている
ねぇ お母さん
またこっち向いてちょうだい
ねぇお母さん
わたしまだまだ子供でごめんね
「今日は仕事を早退して
今帰ります
迎え、よろしくお願いします」
改札口 抜けて
ぼーっとしてたからか ホーム間違えて
引き戻して 電車に乗って
揺れる 揺られていく
ねぇ お母さん
最近 すごくさびしいんだ
ねぇ お母さん
私がこんな状態になって ごめんね
揺られていく電車は
雨の中 風切って走っていく
わたしが見ているのは
追い抜かれていく自動車
何台も何台も 見えなくなっていく
もし お母さんが産んだ
こどもが 病気になったら
悲しいかなって思うんだ
もし お母さんが産んだ
こどもが 病気になったら
後悔するのかな
でも お母さんの娘はただ一人
わたしなのです
わたしの お母さんもただ一人
あなたなのです
今日は細い優しい雨が降る
今日は少し肌寒いや
迎えに来てくれたお母さんの横顔は
いつものお母さんでした
どんなことがあっても
お母さんは 愛してくれる
どんなことがあっても
お母さんが大好きです