「水色」 一覧
2014/11/27
あなたがいない風景を
ゆっくりと車で走りました。
すっかり葉っぱが落ちた初冬の風は
心が凍えるようなさむさです。
無理にでも鍵盤に向き合わないと
こころが許せないのです。
更新履歴 水色
2014/10/30
満たされた幸せの中で、風景は色づくだけで
なにも変わらずいた。
すこしずつ、すこしずつ彩っていく世界は
ふしぎとやさしく感じた。
どんなことだって、「しあわせ」になる風景の中で
いつでも心の音楽が流れた。
息づく世界は、昨日よりも、一昨日よりもうつくしい。
更新履歴 水色
2014/08/02
だんだん、忘れていくので、
忘れてはいけないと言い聞かせた。
忘れてしまったほうが楽だと言い聞かせた。
忘れるなんてひどすぎると言い聞かせた。
温い風が感覚を呼び戻して、
忘れてしまってはいけないことだと自分を諭す。
夏の暑さがうだるようで、
ぼやけた残像が見えては照りつく太陽に
焼き殺されたいとも言う。
おかしくなるような暑さが、
じんわりと心の中に針のような痛みを帯びる。
更新履歴 水色
2014/06/30
そっと眼を閉じて見えるのは、どんな色だろう。
そっと耳を澄まして聴こえるのは、どんな音だろう。
言葉の中にある音、音の中にある言葉。
それは互いに響き合い、幾つもの色を描いてゆく。
いまを留めることはできないけれど、
いまを思うことはできると、
うまれたばかりの、透明な音色が教えてくれた。
☆蒼桐大紀さんに詩を提供して頂きました。
君の音。で描く私のピアノをテーマに綴ってくださりました。
自分の音を客観的に曲にすることはあまりないので、
詩を元に新鮮な気持ちで製作できました。ふしぎな体験です。
更新履歴 水色
2014/06/25
きょうも夜がふる
こうこうとした目がみなを平等ににらむ
きみをおもう
氷のかべの向こうのきみを
きっとおなかをすかしてる
きっとなみだをながしてる
ぼくはゆけるだろうか
時のながれにすらつばをはいて
きみのもとへ
きみと泣くために
波ひとつない空気にことばをつむぐ
まっていて
☆豊岡アキマサさんに詩を提供して頂きました。
ぬるいあたたかさの中に、やわらかさがあります。
詩のバックで流れているような気持ちで演奏してみました。
更新履歴 水色
2014/06/16
星の河(星の輝き)[download id="390"]
星の河 - ver.song -(ver.song)[download id="391"]
星の河 - ピアノがうたう- (ver.piano sing)[download id="392"]
痛いから、だれもいないせかいへ行きたいと君の頭を撫でた。
君は少し泣いてたので、手を握った。
かなしいから、君と二人だけで夜の星の下を歩きたいと言った。
君は首を横に振って、わたしの顔を見つめる。
風が流れた。星も流れた。時間も流れた。
更新履歴 水色 弾き語り
2014/05/12
君の音が、よく聴こえる。
別に喉が渇いてたわけじゃなかった。
烏龍茶のMサイズをファーストフード店の一角で口にしては。
朦朧とした空間の中で小さく君のことを浮かべた。
まるで世界から蹴飛ばされた場所では、
喧噪とした声が刺さるように乱暴に響く。
目を細めては、時計を見て足をぶらつかせた。
更新履歴 水色
2014/03/09
冷たい波がちゃぷりと音をたてて。
小さな調べが打ち寄せては、引いていく。
涼やかな風は、潮の匂いをまとい
遠い記憶を呼び寄せた。
それもだんだん波のように引いていく。
まるで反響するような、遠い空に手を振った。
更新履歴 水色
2014/03/09
重たく、瞼を開けて。
目覚ましを一旦止める。視界はぼうっとしていて、
また瞼を閉じて安らかに眠る。
なんだか、眠たい。まだ寝てたいや。
更新履歴 水色
2014/03/03
空を仰ぐように、どんな波も越えて。
駆けだした大地は、広く、果てない。
☆2008年MIDI製作。
「駆け出した空」(MIDIリンク)のリメイク版です。
更新履歴 水色
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