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「ピアノ即興」 一覧

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冬の白のホームにて

2011/01/07

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冬の日、ホームの喧騒とした駅に混じる。
雪がちらちらと降る、その朝…。
世界は真っ白な空気に包まれるはずで、

私は手袋にそっと息を吐いた。

mono

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コーンポタージュの放課後

2011/01/07

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放課後の教室にて。窓から夕暮れが見える…。

きっと冬の日の、
教室の色はコーンポタージュの温もりと似ている。

「寒いな…」

暖房が付いてない古い学校の教室にただ一人。

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冬のうた

2010/12/31

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雪のように、ふわふわ飛んでいた虫はやがて消えて…
真っ白な冷たい季節が今年もやってきた。

使う前のパレットのように、白い世界。
そこに佇む私は、小さく息を吐いた。白くぼやける。

何度も、この冬を歩いてきた。
そうして色んなことを、色んな風に、

忘れていったんだね。

更新履歴 弾き語り

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地球に伝えたいこと、人には言えなかったこと(2部構成)

2010/12/08

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地球に伝えたいこと、人には言えなかったこと、一つ目。

地球に伝えたいこと、人には言えなかったこと、二つ目。

気付いたことは、

この世界には

人は必要ないということだった。

☆ 一つ目から出来るだけ聴くことをお薦めします。

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題名は必要なかった

2010/12/08

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世界は一眼レンズと音楽で救えるはずだ。

流れる時間の中にいることは
もしかしたらすごいことなのかもしれない。

よくみれば
この世界には天使も神様も必然性もあるようだ。

ならば誰もが理解できない悪魔もいるのだろう
駅に溶け込むと世界は奇跡なのだとわかる。

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消しゴム

2010/12/02

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日常の他愛ない一コマが瞳に焼きついていく。
友人との会話の一コマが忘れられていく。

信号機が変わると人々は歩きだす。
時間が進むと人々は追い越していく。

きっと、世界は薄情な渦に巻かれていて、

薄情による決裂が時を流すのだろう。

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星降る夕暮れ

2010/12/02

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電車がやがて動き出す。
あぁ、今日も夕焼けが出ているな。
疲れた体が揺られる。

車窓から空を見上げると、
白い光が地上へ向かって降下していた。
雲には隠れ、白い光は消えたり現れたりして…。

電車がやがてブレーキを踏んで、
隣駅への到着の準備を始める。
疲れた体が揺られる。

あぁ、疲れてるみたいだな。

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秋の風に揺られて

2010/11/05

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ここに残ったのは落ち葉でしたか?あの子の想いでしたか?
残ったものすべて風に吹かれて、

飛んで行けっ。

風は冷たいよ、掌は空白だから。

更新履歴 黄色

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青みがかった紫の座席

2010/11/05

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席に座ると、前方の空いてる紫の席が視界に入った。
並んだ四角い模様。
外はすっかり暗くて、合わせた色合いは冬の夜色だった。

皆どうやら、
帰り道の模様。

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朝焼けのクリスマス

2010/11/01

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子供たちが寝静まり返った頃、
大人たちは朝焼けの時間を過ごした。
子供の夢はやがて終わっていた、
「あなた、また見たいと思う?夢を」
コーヒーを片手に、僕らはまだ静かな窓の外を見つめた。

☆(株)クレオフーガ様主催、
クリスマスコンテスト
「インスト/バラード部門」にて、「優秀賞」受賞。

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