例えそれが呪いになっても
2022/12/05
幸せでいる日々が全てを忘れさせていた。
"いくら絶望をしても
這いつくばって駆け上がってきた。"
別に、綺麗に整わなくたって
よかったんだ。
よいものを作らなくたって、
よかったんだ。
絶望の淵から必死で必死で
繋いでた綱をまた掴んで
傷だらけになって
苦笑いして
叫んで
そうやって生きてきた。
そのことを思い出せば
何だって身を犠牲にしても
例えそれが呪いのように思えても
何だって出来たでしょう。
出来ないことなんてないって
そう笑った私は忘れてしまっていた。
必死で真心で本気で情熱をかけて
走っていくことを。
目が覚めたなら
何をしていくかわかる。
少し考えることがあれば手や足を動かせば
無駄になんてならない。
手や足を動かし続けて作り続けていく。
それは決して綺麗なものではない、
ガラクタたちだ。
でも私の愛するモノたちだ。
落ち葉舞い落ちるまで踊り続けましょう
2022/11/23
照らされた紅葉の隙間から溢れる光。
飛行機雲がすいーっと伸びて
もう何も悩まなくていいんだと思った。
空は高く雲は淡く
湖は波を打って風に吹かれていた。
何よりも負けない心があるなら
もう怖いものなんてないでしょう。
一歩足を伸ばして
右手をしなやかに手先まで伸ばし
くるりくるりと
私は踊りながら笑った。
それはもう滑稽な姿ではない。
力強く自分を信じている。
野花は噛み締めた ver.song
2022/10/26
きっと、純粋な気持ちだったんだ。
うまく、いくんだって
頑張れば、がむしゃらでも頑張っていけば
なんでも光を浴びれるって
そう、過信していただけだ。
思い通りにいかなくて
空き缶を蹴ったらその空き缶は
どこまでも飛んで行って
何度も空き缶を蹴って
どこまでもどこまでも飛ばしてしまった。
やりたいことや求めることは何一つ
かえってこなくて
思い通りにいかないことのほうがほとんどなのだ。
きっと、純粋な気持ちだったんだ。
うまく、いくんだって
頑張れば、がむしゃらでも頑張っていけば
なんでも光を浴びれるって
そう過信していただけだ。
秋の翼をはためかせて
2022/10/04
重ねていく季節の中で
荒んだ心は癒えていくのであった。
それは、人と人が紡ぎだす
“心を通わせること”。
秋なのに安らかな顔をして
風景は明るい光に包まれていて
葛藤した日々を越えていく。
涼やかな風が教えてくれる。
次はこうしていこうって
君はたおやかに風を仰ぎ
私は右手と、左手を広げた。
それは翼のように
今ならどんなことも
ひっぱられないでいた。
風に嘆いた
2022/09/19
せわしなく動き回れば
少しの間だけ憎しみや人と比べることを
しないように出来た。
風に吹かれて湖のほとりで
足をつけていた。
冷たい水が今はかなしくて
癒えるようだ。
こんなに緑青々と茂っている場所でも
自分の弱さに呼ばれながら
どこかへ彷徨ってしまう。
そういう日を無くしたいと思い
毎日、毎日、
瞬間を願っている。
本当に小さくて狭い心が
私なのだと受け止めてから
溢れる黒ずんだ思いは
今も噴水のように吹きこぼれてしまって
止まらなかった。
きっと、怒らな過ぎたんだ。
過去も、今も。
そして負の感情を決して悪いことだとも思わなくて
ただそれだけなんだって、靴を転がした。
横たわってコップいっぱいの冷たいを
カラカラの喉に潤して
今日も正しい感情を見せて
正しく生きて、正しく装い続けた。
道
2022/08/31
(ver.2022)
(ver.2015)DL
大きな岩が、沢山転がっていく
坂を幾度となく歩いていた。
まっすぐな熱情を持って
手や足を動かせば
どんな苦境だって
乗り越えれた。
苦境が過ぎて真っ逆さまに落ちても
また身体を這いつくばって
汚らしい姿でも引きずり歩いた。
いくつもの闇に飲まれて
闇の中で熱情を瞬かせた。
「あの頃とは違う確かな心を持って
生きていけばいいのでしょう?」
そういう風に嘲笑って
いくつもの憎しみの中
泣きながら笑って
怒り狂い、
幾度も叫んだ。暴れた。
大きな岩に潰されても潰されても
この闇と熱情の心が
いつまでも燃え滾る。
心は、きれいじゃない。
でもそれでいい。
ここまで醜く這い上がったなら
そのまま受け入れて
私は正直に生きていく。まっすぐ、と。
野花は噛み締めた
2022/08/17
きっと、純粋な気持ちだったんだ。
うまく、いくんだって
頑張れば、がむしゃらでも頑張っていけば
なんでも光を浴びれるって
そう過信していただけだ。
思い通りにいかなくて
空き缶を蹴ったら
その空き缶はどこまでも飛んで行って
何度も空き缶を蹴ってどこまでも
どこまでも飛ばしてしまった。
やりたいことや求めることは
何一つかえってこなくて
思い通りにいかないことのほうがほとんどなのだ。
ねぇ、あの時のあの笑い声や大笑いは
本当だったんでしょう。
ねぇ、あの時頑張ったことは
本当だったんでしょう。
それでいいんだ。それであることは確かなんだ。
きっと、純粋な気持ちだったんだ。
うまく、いくんだって。
頑張れば、がむしゃらでも頑張っていけば
なんでもうまくいくんだって
そう過信していただけだ。
☆ピアノ曲バージョンはこちらより。
すこしだけ風がやさしくて
2022/08/10
風がカーテンを揺らしていた。
そこに腰かけて
いくつもののことを思い出してた。
何も言わず口を結び
ただ自分の中だけのことにした。
溢れ出そうな言葉の数々をしまっていた。
少しの風がやさしくて涙ぐんだ。
そんな毎日が、続いていた。