「ピアノ即興」 一覧
2017/01/31
辺りは一面と自らを映し出す鏡の世界で
進んでも進んでも鏡の中に自分が、
そして鏡の中に鏡が向こう側へ通り抜けるみたいに
映し出された。映し出された自分の表情は
まるで心までも見透かされたみたいで
どこまでも逃げるように駆けた。
更新履歴 ピアノ即興 mono
2017/01/17
心のベールが、はだけていても
考えることをやめてはいけない、
ましてや、心に ずっと とどめない
心にあることは 、ほんもの 、
だけれど 表現することは
もっと、 ほんもの 。
心のベールが、はだけていても
強いまなざしで 、離さず
それは、 本当の つよさ 。
更新履歴 ピアノ即興 赤
2017/01/12
みえていることは、どうしてか
こんなにいとしくて。
君の髪に触れて、ただ心のままに
撫でて。
みえないことが大切だと言うけれど
記憶のあちこちで残した”もの”たちは
そこに在ったこと、居たことを教えてくれて
今もちゃんと、抱えていきなさいと
言っているみたいだ。
みえていることは、どうしてか
こんなにいとしくて。
あらゆるものは、それをガラクタだと
言うのに そうは思わず
みえていることは、どうしてか
こんなにも、尊いものだと。
更新履歴 ピアノ即興 黄色
2017/01/06
なにを描きだしても本当の世界にはかなわない、
こんなにも笑って声をあげるほど泣いてしまうことが
そして目が焼き付けるほどの眩い風景が
いとしくて、あなたは世界を色付ける。
描き出すことの全てが今は果てしないこの世界には
かなわないと知れば
私のいくべきみちは、桃色や黄色や
緑色や水色に輝く、どしゃぶり雨の瞬くもとで
教えてくれる、あの場所へまたゆくひのために
更新履歴 ピアノ即興 緑
2016/12/21
諦めともちがう、受け入れた先に
手に入れたのは確かなる安堵感。
期待をするのをやめ
欲しかったことにすがるのをやめ
わたしはこれっぽっちもすてきじゃないから
それはそうだと、きめた。
ただ、この尊い彼らや
かけがえのないひとたちを
愛するだけのひとだ。
更新履歴 ピアノ即興 橙
2016/12/19
"街へ、出かけましょ。"
ほのかに甘いアーモンドの香りが鼻をくすぐり、
冬の匂いもまざりあい、
駆け足になった僕の向かう場所は
昔から決まっていたんだ。
更新履歴 カバー
2016/12/15
燃え滾る熱情は朱く大きな鳥となって
空へと翼を広げた。
なぜだろう、この感覚を覚えている
紅い雲は空を覆って
私をどこまでも誘うのだ、
今、どんな諦めも苛立ちも
あの紅へ消えていく。
更新履歴 赤
2016/12/09
木々が黒い影となって、空は射した。
さらさらと葉が舞い落ちて
剥き出しとなった姿は
何故だか力強くて
こんなにも包み隠さずいるのに
堂々とできるあなたは同時にかなしい顔をしている。
更新履歴 緑
2016/12/05
ゆらゆらと、気持ちが浮かび上がって
よそ見がやめられない、
ぷくぷくと、気持ちが浮かび上がって
気泡みたいに水の上に浮かんでしまった。
言いたいことは言わなくても
それで生きていけるから
しまってある言葉がたくさん増えた、
流して、揺られて、どこかへ忘れてしまうぐらい
私はどんどん海にながされて
その流れに身を任せてしまうみたいだ
言いたいことは言わなくても
それで生きていけるのなら
このまま海の中で流されて
陸に着くまで瞼を閉じよう。
更新履歴 赤
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