「赤」 一覧
2014/01/07
朝という事実は変わらず。
置き去りにしてきたものから目を背け、歩いたのは
この太陽の真下。
白い光は、憂いを帯びた世界に降りそそいだ。
雨の中も、風の中も、
幸せな喜びの日も、かんかん照りの夏の日も、
冷や汗を垂らすように、朝が止まっていた。
☆2014春M3に出展の際に出す、
製作中のアルバム「朝を終えるために」より。
マスタリング:nakyamo
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2013/12/03
自分の見つけたことを、信じてあげて。
どんなことがあっても。
自分の見つけたことを、守っていかなきゃならない。
「負けないで。」
どんな日も強く、生きて。
涙もやさしさに変わるから。
いっぱい泣いて、いっぱい笑って、
いっぱい怒って、一生懸命生きて。
自分の見つけたこと、
しっかり掴んだまま、離さないで。
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2013/10/21
(言い訳-前編)
目を閉じて、無にしていく。血液の色が視界を染めていく。
真っ白な壁に伝えたいことをほんの少し描いて、逃げた。
考えても、考えても、行き止まり。
(言い訳-後編)
もう、かんがえるの、やめよう。
もう、わすれてしまおう。
言い訳をならべて、ぼうっとしてるふりして、
目を泳がせて、静かに瞼を閉じて、
心を浅瀬に沈めた。
あきらめたことにして、気を楽にした。
ことばで、自分に嘘をついて、息をした。
また、戻っては、また、戻っては。
更新履歴 赤
2013/06/25
自転車をこいだ、麦わら帽子をとった、空を見上げた。
余裕をなくした身体には痛く、日差しが照りつく。
夏の窓を開いた矢先に見えるイチゴシロップのような夕焼け。
腐りかけた自分の心に沁みわたる、外の世界は、やっぱり痛い。
痛みを持つことは、同時に生きることだと知った。
更新履歴 赤
2013/04/02
あなたは、なにも思わず枯葉を踏んで歩きました。
私はその隣で、そっと目を閉じて歩きながら、
枯葉の気持ちになりました。
ほんとうに、その枯葉のことを知っている人は、
枯葉を、ただひたすら踏んで歩きつづけることは
ありません。踏みつけもしません。
なにも知らない存在というのは、
なにも知らないからこそ、
踏んだり、蹴ったり、ただ無心で、
たんぽぽだって、踏んでいくのです。
更新履歴 赤
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