「色カテゴリ」 一覧
2014/02/06
風の匂いをたどれば、そこは淀みの世界。
ゆらめく提灯たちの下では、さかなたちが泳ぎ。
思い出した記憶をそっと失くすように川へ流した。
☆くらやみ横丁さんの川底幻燈二周年企画に、
二次創作として、原作本を読みながら製作しました。
美しい淀みの色が彷徨うような世界観の漫画作品です。
原作本はこちらから。Amazonで購入できます。
更新履歴 青
2014/02/04
「ほんとうのきもちを言える相手なんて、そうそういないよ」
更新履歴 青
2014/02/03
風が走れば、どこへだって飛んで行けそうだ。
もっと、深く呼吸をしてもいい。
もっと、活き活きと歩いてもいい。
もっと、遠くのほうまで体を泳がせたい。
もっと、夢でなく、確かに現実であることを認識して、
心を開いて、歩くほどに強く。生きていきたい。
更新履歴 橙
2014/01/29
内容なんて、なかったんだ。理由だって、なかったんだ。
ただ、無心で夢中になって、時間を忘れてさ。
そうやって、紡ぐことがほんとうに大切だったんだ。
夜だって、朝だって、いらなかったんだ。
ただ、息をして、毎日素敵に笑いあうことが出来たら、
もうそれでよかったんだ。
そう、君は笑って、ほんのり泣いていた。
ピアノ即興 橙
2014/01/18
YOUTUBE版
冷たいリノリウムの床に、足音が反響する。
魔物の吐息のようなボイラー室の音が支配する地下。
深淵なる闇の彼方に碧い瞳が光っている。
瞳には敵意も好意も無い。
何の感情もなく、ただこちらを見ている。
じっと、静かに「観測」している。
水槽の魚を見るように。
ああ、またこの夢だ。
今夜もろくに眠ることが出来ない
☆くらやみ横丁様の川底幻燈という作品の
番外小説本「水槽は降下する」の紹介PV音楽を担当しました。
宵町めめさんによる、PV、とても素敵ですので、
是非YOUTUBE版でもお楽しみください。
冷たいリノリウムの床を思い描くように、製作しました。
青 更新履歴
2014/01/17
いのちが吸われていく様な夜は、くるしくて。
光やテレビの音が痛みを成しては、刺さりこみ。
つまらないことで、気を紛らわせるだけで。
なにかに脅えるわけでなく、なにかがつらいわけではなく、
ただすべてのことが痛みを帯びた。
心が辿り着いたのは、朦朧としたひとりの空間で。
月が哀しそうに、照らしていて。
安心した世界で、夢を見た。幾分も先のことを思い描いた。
更新履歴 黄色
2014/01/07
それは、広がる風のように。
心の中をすうっと充満しては、少しずつ通り抜けて。
傷口も癒えるような心地で、その風が吹くのを
ただただ、この場所で待っていたんだ。
更新履歴 mono
2014/01/07
朝という事実は変わらず。
置き去りにしてきたものから目を背け、歩いたのは
この太陽の真下。
白い光は、憂いを帯びた世界に降りそそいだ。
雨の中も、風の中も、
幸せな喜びの日も、かんかん照りの夏の日も、
冷や汗を垂らすように、朝が止まっていた。
☆2014春M3に出展の際に出す、
製作中のアルバム「朝を終えるために」より。
マスタリング:nakyamo
更新履歴 赤 アルバム視聴デモ
2014/01/06
セピア色のコントラストに白の浮き上がった雪たちが
少し暮れた夜の世界に、降りそそいでは、どこかに消えた。
白の絨毯を埋まるように歩いていけば
こんな雪の日が悪くはなくて。
雪が降るたびに思い出すんだと、笑った。
音が鳴る世界では、心が共鳴するように伝わって。
冷たくなる手を、強くはなく、離れない強さで、握った。
心地よい調べが、街を降りそそぐ。
それは、いつだってきれいで。
焼き付けるように刻むように瞼を開いては閉じた。
心のドアが今、開いている。
やさしい風が吹いては、撫でるように歌う。
怖いことなんてない。なににも代えれない大切なものが、
この世界にあることを知った。
それを、しあわせと呼ぶのだと、知った。
橙 更新履歴
2013/12/14
水の上ではしゃぐように、踊る子どもたちが
眠るように、夢について。願うまぼろし。
水面に映った姿が、謳うようにささやいて、
おしえてくれたのは、うそのように静かなお話。
更新履歴 水色
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