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「色カテゴリ」 一覧

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夜の海に溶ける

2014/05/28

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体が海に溶けていくような感覚。
記憶も想いも、夜の闇に消える。
どこまでも続く黒のうねりに混ざって、沈んでいく。
記憶も、想いさえも、吸い込まれるように溶けていった。

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くもりぞらの、一滴

2014/05/16

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迷いの空では、なにも飛ばない。
紙ばかりの部屋で、積み重なったかたちを
途方に見つめてはシャープペンシルの芯をカチカチと出して。
溜まっていた洗濯物をひとつひとつ手洗いして、
晴れた午後を想像して。週末がやってくる。
なにひとつ片付かない、この心を、そらにながして。

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ほんとうのきもち

2014/05/14

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「ほんとうのきもちを表にするたび、傷つくんだ。」

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隔たれた世界では君が聴こえる

2014/05/12

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君の音が、よく聴こえる。
別に喉が渇いてたわけじゃなかった。
烏龍茶のMサイズをファーストフード店の一角で口にしては。
朦朧とした空間の中で小さく君のことを浮かべた。
まるで世界から蹴飛ばされた場所では、
喧噪とした声が刺さるように乱暴に響く。
目を細めては、時計を見て足をぶらつかせた。

更新履歴 水色

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君は

2014/04/15

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「僕達のいた学校の、終わりの翌日」

山間にある小さな中学校、
朱矢中学校は今年度をもって廃校となる――。
地元の事情から既に下級生達は他の学区へ転校しており、
六人の卒業生とたった二人の先生だけで
『昨日』の卒業式を迎えることになった。

週明けには校内の片付け作業も始まることになっており、
小さな校舎から彼らの痕跡は消えていく。
残っているのは今だけ。

そんな日に起こる、彼らと誰かの何か。

――――『卒業式の後、君は』イントロダクションより

granat様主催、
廃校アンソロジー本「卒業式の後、君は」の
イメージ音楽を製作させて頂きました。

廃校を舞台に、小説やイラストを交えた
遊び心の詰まった、一冊の本を製作しております。

後日、イベント頒布や通販等も行われます。

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遠き日よ ver.2014 piano solo

2014/03/27

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「…――――――――」

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ラングドシャをひと箱

2014/03/27

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思えば、最初から、ラングドシャを一人でひと箱開けるような
女の子だったら、よかったのかもしれないって。
ダメだってことは絶対ダメだったし、
そのまま生きてしまったのがよくなかった。
だから、今日はラングドシャをひと箱開けてむさぼるように、
食べよう。それがいいんだ。ほんとうに。

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変わりゆく季節の狭間で

2014/03/23

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こころでおしゃべりするには、こころが狭すぎた。
からだが崩れていく、それでいてこころは冷静でいた。
外の冷たさが、瞳の中にしみこんでいくようにして
おとずれたのは春という今日。
空いた分だけ抜けていったきもち。忘れてしまったこと。
だけれど、その分だけ強く生きれるような気もした。
水たまりを避けるようにして歩いたら、
ちょっとした場所で躓いて転んだ。
忘れないで生きていくにはあまりにもつらい。
忘れてばかりではあまりにも残酷で。

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針 ver. short

2014/03/16

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叫べば遠く。体を縮ませるほど弱く。
気持ちがとどまらない感覚で、耐えた。
光が見えなくなり、風景も記憶も感情も音も
自分を刺していく。
なにもかもを消してしまいたい世界で、
沈むように声を殺して叫んだ。

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蒼い反響

2014/03/09

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冷たい波がちゃぷりと音をたてて。
小さな調べが打ち寄せては、引いていく。
涼やかな風は、潮の匂いをまとい
遠い記憶を呼び寄せた。
それもだんだん波のように引いていく。
まるで反響するような、遠い空に手を振った。

更新履歴 水色

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