「色カテゴリ」 一覧
2019/03/05
/YOUTUBE版
その一歩を踏み出せば
いつもなら、世界との境界を感じるぐらいに
視界は真っ暗になって
怯える世界に戻ることになるでしょう、
だけれど今ここからは違う。
この一歩を踏んでこの線を越えたとしても
同じ世界のままだ。
幸せを感じることの違和感がなくなった日々は
視界は明るくも暗くなくて
世界に自然と綺麗なまま馴染んでいるのだった。
疑問に思うこともなかった、
これまでの足跡は確かに今日に息づいてる。
更新履歴 ピアノ即興 mono
2019/02/23
雪解けの道、毎年そのスピードも
速くなっていた。春。
変わりゆく風景は
あまりにも高速で、そのスピードも
速くなっていた。
変わっていく風景や人、
変わらないように思える自身に
春の日差しを溶かした。
時間の流れがこわくて恐ろしくて
日差しは心地よいで痛んだ。
沁みゆくこの温度は
あまりにも尊い。このまま時間よ止まれ。
更新履歴 色カテゴリ 桃色
2019/01/31
/
全て見えてることはそれだけのはずなのに、
信じる心を持つことができない。
それは本当か、嘘か、
疑い始めたらキリがなくて
いくらでも考えれたとしても
心は空っぽで
むなしい思いに風が吹くだけで。
ピアノ即興 桃色 更新履歴
2019/01/30
冷たい風がゴウゴウと轟くように音を立てていた。
心の隙間に吹いて、日常はさらに白く
塗りつぶされるようだった。
それでも。
思うのは、春のことだ。春になったら、
君と会ったり、出かけたりして
沢山の夢を叶えたい。
冬までのことをうそだったみたいに
桜と一緒に散らせて、歩いていくんだ。
会いたい。
君や、友達や、まだ会ったことのない人たちにも。
会って、お話をして、一緒にご飯を食べたり、
紅茶のお店に行ったり、春を見たり、
夏を見たり、秋だってこのまま巡っていくんだ。
冷たい風は負けてしまいそうなぐらい強く吹いていた。
もう嫌だなだなんて、言ってしまった。
だけれど。
もうすぐ春が来るから、春はいつだって
来るから。想いをのせて
強く、強く。願いつづける。
桃色
2019/01/14
ゆらゆらと幻が翳る。
斑模様の空間が私を取り囲む。
すいこまれて、どこもかしこも
迷路のように果てがなくて
ずっと彷徨っていた
明け方のこと、布団から起き上がっても
しばらく夢は覚めなかった。
視界はトーンを落として
まだ空中を漂ったままだ。
更新履歴 ピアノ即興 水色
2019/01/11
ただ、そこにあるがままの空は
いつも雲が流れたり
雪が叩きつければ真っ白になったり
雨が降れば黒ずんだりと
そのキャンバスに様々な景色が描かれる。
中間色で描かれたこの空のように
心はただ、無心で
あるがままの世界をただ見つめるだけで
そこに温度があるかというと違うような気がした。
明るくも暗くもなく
感じるものはあるけれど
そこに意味合いは成さない。
そこに、空が佇んでいる。
更新履歴 ピアノ即興 水色
2019/01/02
晴れ晴れとした日差しの中で
出発した眩い夜は
いつもとちょっと違う。
そうして発車して降りる駅も
いまはそんなに、かなしくないだろう、
階段だって一番先頭を歩いて
もう、恥ずかしくないのだ、
晴れ晴れとした凛とした冷たさに濡れた夜は
現実への収束が早いように思えて
ここまでも全て受け入れれた、
今受け止めれるのなら
ここから歩く世界は
怖くなくて
祓うものもなくて
満ち溢れていた、1月。
更新履歴 ピアノ即興 mono
2018/12/04
/YOUTUBE版
心の奥底にきれいな水を注ぎたい。
そう思って、蛇口をひねった、
心の入り口から流し込むのだ、
喉を潤す、だけれどそれ以上奥には
流れ落ちなくて
口から溺れるように溢れ返ってしまって
身体はいつの間にか水の中だ、
足もつかないその水の中で
なんとか泳ごうとして腕でかき回して
必死に、必死に息を止めて
抗った。
心の奥底にきれいな水を注ぎたい、
ただそれだけだったんだ。
心の奥底にきれいな水を注ぎたい、
ただそれだけだったんだ。
更新履歴 ピアノ即興 水色
2018/11/13
物語ははじまった。
明日も明後日もはじまった。
冷たいアナウンスが燃え尽きた心に
痛いぐらいに染み渡って。
疲れ果てた身体に、挫けそうな魂に
呼びかける。
“戻ってきたのだ”と。
朝の音がつらい、夜を終えるのがつらい、
昼もずっと夜のままでいたい。
朝を迎えるのが今はつらくて
夜を終えるのが怖くて不安で
目をぎゅっと瞑って何も見えないように
いつまでもいつまでも
ドアを閉じて
この日を終わらせない。
更新履歴 ピアノ即興 青
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