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「 年別アーカイブ:2012年 」 一覧

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あるエピローグ

2012/09/19

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"だれだって、ほんとうにいいことをしたら、
いちばんしあわせなんだと思う"

と。そんなことも書いてあった。

自分を見下ろした。幸せ、しあわせ、シアワセ。
自分は幸せ…。
もしかしたら、自分のための幸せではないのかもしれない。

でも、きっと彼女自身のほんとうの幸せになったと、
加藤は思って、穏やかな表情で海を眺めた。

―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より

更新履歴 桃色 ゲーム使用曲

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ぼやけた砂浜

2012/09/18

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翌日は、とてもとても晴れていたけれど、
海小屋に彼女は姿を現さなかった。
加藤はまた海を眺めて、深呼吸する。
そのうち来るだろう、と思って、
メロンパンを小さくまた食べた。

翌々日も彼女は来なかった。

その次の日も、その次の日も、
彼女は来なかった。

―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より

更新履歴 黄色 ゲーム使用曲

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光が見えない

2012/09/15

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ずしん、ずしんと重たいものがのしかかると、
光は自然と消えていく。どんなに明るい光でも。
消えていくんだ。

―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より

ゲーム使用曲 更新履歴 mono

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深緑のそら

2012/09/12

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夕方、海の家を後にしたチヅは、
また自転車をこいでいた。
暑い。蒸し暑さが足を重たくさせる。
海沿いの道路をずっと走る。
このビーチにはよく家族で来ていた。
海は綺麗だ。

光が反射して、黒く、白く、うねる。

―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より

更新履歴 ゲーム使用曲

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塩の匂い

2012/09/11

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海に行きはじめたのは、数か月前の春のことだった。
雪解けの季節、つぶれたスーパーの帰り、
海沿いを歩いていたら、
人影がそこにはあった。立ち止まって、
目を凝らしてみると、
「海小屋」と、下手な字で書かれた看板が見えた。

―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より

更新履歴 水色 ゲーム使用曲

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空虚な世界

2012/09/06

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今日も。また今日も。呼ばれては返事して。
生きていったら。

海のそばに家はあった。今日の夕飯は親子丼。

―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より

黄色 ゲーム使用曲 更新履歴

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BGM作品

2012/08/31

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日常

穏やか/日常/優しい

悲しみ

悲しい/落ち込む/泣き/ドラマティカル



朝/穏やか/静か

退屈

退屈/憂鬱/怠惰

切なさ

切ない/回想/記憶/雨/優しい

盛り上がり

切ない/展開/シリアス/盛り上がり

考察

考察/曇り空/倦怠感

荒波

暗い/切ない/強い/ドラマティック/夜

出会い・再会

感動/出会い/優しい/やや穏やか

離別

暗い/寂しい/静かな部屋/別れ

ED1

スタッフロール/ED/明るめ/穏やか/安息

ED2

ED/ドラマティカル/シリアス



雪/冬/静か/穏やか

BGMサンプル

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夜の列車

2012/08/29

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「切符を拝見します」

☆フリーゲーム「無限夜行」のイメージで弾いてみました。
  
夜の香りがする、どこか懐かしいぞっとするゲームでした。
電車の物語、いいですね、私も描いてみたいです。
色遣いや演出が思わず夢中にさせてくれます。
素敵なゲームでした。

又、「MUZIE」様主催、
FMうらやすで放送中の、インディーズ新譜情報番組「Bandup」、
10月31日放送予定分にてオンエアされました。

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朝焼けのブルー

2012/08/27

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「そんなに苦しかったら、いつでも死んでいいんだよ」

私はその言葉を聞くたびに、
胸がきゅっと音を立てるような気がした。
いつも苦しい私に、その言葉をかける彼は、
ほんとに穏やかな顔をしていた。

内心、死にたい気持ちはいつもあったが、
その言葉を聞くと、悔しくて、バカみたいで、
死ぬことが出来なかった。

―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より

更新履歴 ゲーム使用曲

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ピンクグレープフルーツ

2012/07/28

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時々ね、

時々だけど肌色のような
濃いピンクのような淡いピンクのような、

駅で見た長方形の絵のような、どこともない色が、
体内を流れていくんだ。駆け廻るように。

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