暗がりに灯る想い ? ver. short demo -
2014/09/25

- それは、やさしく淡く、溶けていくのでした -
舞台は北海道オルゴールの街、小樽。
季節は12月の終わりに差し掛かる。
街灯には暖かい色のした光が灯ったのだった。
優希(ゆき)は真紅のコートをまとって、
雪がしんしんと降る中、白い景色に足跡を刻んでいく。
優希は大切な人とその道をずぼずぼと雪に沈みながら、歩く。
自分の名前と同じ、雪(ゆき)は嫌いだったけれど、
その大切な人と歩けば、雪も悪くないと思ったのだった。
夜になれば、吹雪が来て、大荒れだ。大切な人を
やさしく、それでいて離れない強さで手を握って、
暖かい場所まで連れていく。
お菓子屋さんのある二階は
オシャレなアンティークのカフェで、
そこではちょうど音楽会が開かれていた。
あたたかいコーヒーを砂糖多めに口にしながら、
クラシックの音を聴くのだった。
☆2014年11月9日、北海道コミティア1にて頒布予定の、
製作中、新作アルバム「雪の鳴る街へ」より。
雪がしんしんと降りしきる北海道の地、小樽をモデルにした、
一枚になっております。現在鋭意製作中ですので、
お楽しみに。ジャケイラストはラフ段階のもので、
今回も素敵な絵描き様にお願いしております。
特設サイトも来月中にOPEN予定です。
※2014.09.29.更新
今回曲ごとの尺が長いため、
視聴のショートデモの尺を伸ばしました。
水面に眠る
2014/09/18

水面に、ゆらゆらと自分の姿がぼんやりと映るので
目をそらして、風の音だけを聞くようにした。
大したことじゃないから、と空笑いする自分の姿は
なにとも滑稽で。自分が自分らしく頑張るのは
本当に、本当にバカみたいだ。投げ捨てた大事なものを
大好きな人たちがやさしく拾って、私に渡してきたのだった。
その大事なものを、受け取らず、何も言わず
背を向けて秋へと向かった。
時間は過ぎるほどに、気を紛らわし続けて、
目を瞑っていった。
一生懸命に、まじめに、熱を入れれば、すごく笑われた。
気が付けば、体も心も、狭い、水面の中に沈んでいた。
沈んでいるのも、少し安心した。眠りについて、
また朝が来た。一日、一日が、水面の中で揺らぐように
足をプカプカと浮かせていたのだった。
mute - 弾き語り -
2014/09/16

ねむいんだ ねむいの? Ah..ねむいナ
ねむいんだぁ ねむいの ねむくってね
かなしいお知らせ ことこと、コと。
はこんできたのは ハなたば。
瞼から落ちたのは やさしさ
そして エゴ、エゴ、エゴ、エゴ。Ah…….
ねむいんだ ねむいの? Ah..わすれてしまいたいナ
ねむいんだぁ ねむいの ねむくってね
Ah…...Ah…AhAh………………………………………
BGM作品vol.7
2014/08/12

張巡らせた思考
模索/思考/推理/演出的/経緯
高鳴る鼓動
シリアス/模索/疾走/ドライブ/夜/深い闇/未知/緊張感
漂う幻
倦怠感/黄昏/過去/闇/廃墟/暗雲/幻
8月5日、今日はあめ。
2014/08/05

今日はすごいすごい、あめだあめだ
こんなに降ってしまったら
わたしのなかにある
いろんな思いも記憶さえも ながれるのかな
今日はすごいすごい、あめだあめだ
こんなに降ってしまったら
いつか眩しすぎるぐらいに
たいようがカンカンと てりつくのだろう
朝焼けのブルー - Pianissimo episode -
2014/08/04

「あなたも…自然な顔で、いいと思います」
無理して、そんな顔をされるのを見るのが、僕はつらいです」
荒波の音が聞こえるのに、なんだかとても安心した。
祐は思った、きっとこの方も自分と一緒で、
今も雨が止んでほしくないと思ってるのかもしれないと。
雨が止んで、また家に帰って、それで。また朝が来て、
学校の時間になって、帰路についたら。
☆「朝焼けのブルー」続編、
「朝焼けのブルー?-Pianissimo episode-」のイメージ曲です。
実際の作品に使用するかどうかは未定です。
朗読入りですのでご注意ください。
現在、シナリオを書き進めているところです。
今作は、新たな登場人物として
祐(たすく)という少年が出てきます。