• twitter
  • youtube

「ピアノ即興」 一覧

好き!13 投票)
読み込み中...

砂へ

2016/07/16

ダウンロード

「かなしくなって、砂のようにさらさらと
 すべてを流したいと思う。」

更新履歴

好き!9 投票)
読み込み中...

時の航路

2016/06/27

ダウンロード

いろいろかんがえたけれど、なにも見つからなくて
なにもない野原でずっと立ちつくしていた。
たくさんのことがわかったのに、
一番わかりたいことが、わかることができない、

きっと、”それ”を見つけるために
いつもこうして生み出してきたのだと思う。

いろいろかんがえたけれど、わたしには
一番だいじなものが空っぽで
透明なボトルのように軽くて蹴飛ばされたら
どこまでもどこまでもとんでゆくんだ。

でも、そんな風にかんがえていても
日常は時速を上げてすぎてゆくのだ、

もうどうでもよくなって、風にふかれて
朝がきて夜がすぎて
いろいろかんがえることの無意味さを
知る。

ただ、進む。それだけで、航路ができていく。

こだわりを棄て、からだを浮かせて
ゆこう、夢をみることをやめて
もっと、ほんものの世界へ。

更新履歴 ピアノ即興

好き!2 投票)
読み込み中...

空をゆく箱舟

2016/06/27

ダウンロード

銀色のルーペを かざしながら
飛んでゆく、空へ どこまでも

運んでゆくの、皆 遠ざかりながら…

☆2014年製作、「reverb」の姉妹曲となる弾き語りです。

更新履歴 弾き語り

好き!4 投票)
読み込み中...

ほんとうのことをはなそう

2016/06/17

ダウンロード

ほんとうのことを、はなそう。

踏み出せなかった一歩が、ようやく踏めたその日、
私は大切なことをおもいだした。

傷ついて、伝えることすらおびえて
かくして、にげて、そうして誤魔化して

ほんとうのことを言えずにいた。
怒った私を殺して、なかったことにしてた、

ほんとうのことをはなそう。
今度こそ、大切な誰かを傷つけてしまう前に。

ほんとうのことをはなそう。

更新履歴 ピアノ即興

好き!5 投票)
読み込み中...

ほんとうのこころ

2016/06/10

ダウンロード

この顔もこの顔もすべて私なのに
すべて私なのに私じゃないのはなぜ?

ほんとうのこころを開けられないでいる。

ほんとうのこころを曝け出せば、
私は人を傷つけるだろう。

ほんとうのこころを曝け出せば、
嫌な気持ちになるだろう。

ほんとうのこころなんて、
曝け出した方が苦しいのだろう。

私が鬼のように立ち向かって
怒っている夢を見た。

朝起きたらわたしはまたいつものように
普通どおりの顔をしていた。
夜がきたら、私は至るものに怒り続けた。



☆2014年製作の「ほんとうのきもち」
姉妹曲です。

更新履歴

好き!5 投票)
読み込み中...

まどろみの中の目隠し

2016/06/06

ダウンロード

まどろみの中で、またあなたは現われた。
何も言わず、ただやさしく笑うので
声をかけようとすると、あなたは急に泣きだした。
あなたがなぜ泣いているのか、わからないまま
私はそこで立ち尽くして、眺めていた。

あなたは、そうしてまたやさしく笑う。
あなたは、そうしてまたやさしく笑うので、
私はまたわからなくなって

遠回りするように、とぼとぼとあなたとは遠い世界を
底の低い世界を亀のように歩き続けた。

まどろみの中で、またあなたは現われた。
私は両手で自分の右目と、そして左目を隠した。

更新履歴 水色

好き!13 投票)
読み込み中...

守る朝

2016/06/02

ダウンロード

朝、体が震えているので、君にそのつらさを
おしえてあげた。スコールの明けたその日、
アスファルトはすでに乾いていた。

それでも体が震えるのは、この朝の冷え込みのせいか、
あなたに、ぞわりと近づく明日への不安だろうか、
とにかく今すぐあたたかい
マスカットティーを淹れてあげよう。

朝、体が震えているので、君にあたたかい紅茶を
いれてもらった。フルーツのかおりがして、
砂糖を幾つも入れた。

あなたはうつろな目でぼうっとマスカットティーを口にした。
まだ目も覚めていないのだろう。

朝、体が震えているので、君は自分の手を
ぼくの手にそっと置く。ゆっくりと隣に腰をかけて、
やがてしばらくして、小さく口を開いた。

更新履歴

好き!26 投票)
読み込み中...

夏の瞬間

2016/05/21

ダウンロード

身体中に、熱をまとった。夏だ。
途端、空気は膨張してぼやけていく。
それが好き、温度が上昇して汗ばむ。
暑い中、熱いものを口に入れて
蒸発してしまいそうな、この夏を今、
感じて、瞬間瞬間を切っていく、
夏が好き、好きだ、今年もやってきた、
夏だ。

更新履歴 ピアノ即興

好き!6 投票)
読み込み中...

梅香る、雨溶けて

2016/05/17

ダウンロード

濃く、それでいて控えめに、雨に溶けていた。
曇り空が覆っていた、次第に雨脚が強くなる。
梅の花は濡れて、さらに色味を増す。
この通りをずっと抜けていこう。
街の喧騒を忘れたこの場所で、やさしく
ともに溶けゆくのだ。

水色 更新履歴 ピアノ即興

好き!1 投票)
読み込み中...

春の海辺にて ver.short demo

2016/05/13

ダウンロード

春の海辺にて ver.short demo



「ねぇ、どうして」



まだ肌寒い春先のこと。
波の音が聞こえた、カモメの鳴き声も聞こえた。
青年も目の覚めていない朝は、すごく静かで、
浜辺では、淡くやさしく穏やかに時間が流れている。
生温い潮風が、佇むように吹いていた。


☆イラスト:Merrill Macnaut
マスタリング:マシュー

6月17日~19日に行われるAPOLLO第四回にて
リリース予定の新作アルバム「少女の海から」より。
ティザーサイト公開中
特設本サイトは5月末公開予定です。

更新履歴 アルバム視聴デモ

Copyright© 君の音。 | 真島こころ公式ウェブサイト , 2025 AllRights Reserved.