「ゲーム使用曲」 一覧
2012/09/18
翌日は、とてもとても晴れていたけれど、
海小屋に彼女は姿を現さなかった。
加藤はまた海を眺めて、深呼吸する。
そのうち来るだろう、と思って、
メロンパンを小さくまた食べた。
翌々日も彼女は来なかった。
その次の日も、その次の日も、
彼女は来なかった。
―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より
更新履歴 黄色 ゲーム使用曲
2012/09/12
夕方、海の家を後にしたチヅは、
また自転車をこいでいた。
暑い。蒸し暑さが足を重たくさせる。
海沿いの道路をずっと走る。
このビーチにはよく家族で来ていた。
海は綺麗だ。
光が反射して、黒く、白く、うねる。
―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より
ゲーム使用曲 更新履歴 緑
2012/09/11
海に行きはじめたのは、数か月前の春のことだった。
雪解けの季節、つぶれたスーパーの帰り、
海沿いを歩いていたら、
人影がそこにはあった。立ち止まって、
目を凝らしてみると、
「海小屋」と、下手な字で書かれた看板が見えた。
―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より
更新履歴 水色 ゲーム使用曲
2012/08/27
「そんなに苦しかったら、いつでも死んでいいんだよ」
私はその言葉を聞くたびに、
胸がきゅっと音を立てるような気がした。
いつも苦しい私に、その言葉をかける彼は、
ほんとに穏やかな顔をしていた。
内心、死にたい気持ちはいつもあったが、
その言葉を聞くと、悔しくて、バカみたいで、
死ぬことが出来なかった。
―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より
青 ゲーム使用曲 更新履歴
2011/08/31
鳥族の村の夜は、風が冷たい。
鳥たちは身を引き寄せあいながら、夜を過ごす。
※「ツバサ遊戯~鳥族の村~(イメージ曲集)」より
ゲーム使用曲 更新履歴
2011/08/31
電柱の上に鳥たちが大空を浴びて、
見下ろすと、いつもこの広い田園があった。
彼らのえさ場だ。気持ちの良い風が吹く。
※「ツバサ遊戯~鳥族の村~(イメージ曲集)」より
更新履歴 ゲーム使用曲
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