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雨雲が通り過ぎた街

2013/08/28

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雲は明ける。
眩い日差しは夏雲とともに見下ろし、
秋風が間を挟み込むようにすり抜けて、
「9月が来るね」とその涼やかな季節に微笑みを見せた。

夏と秋の間を雨雲が流れていく。
降っては止み、晴れては雨が降り、
そんな季節を私も流れていく。

更新履歴

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向こうから雨音がきこえてくる

2013/07/23

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東京のほうは、雨が降って、雷も鳴ってるそうだ。

新聞、この前の選挙のニュースを流し流し読んで、
こちらのほうはすごく晴れていますって呟こうとして、やめた。

夏風が元気よく吹き抜けて、夏野菜をたくさん食べて、
明日は怪しい雲行きだなって天気予報を見て。

更新履歴 過去作品

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傍観者 - Onlooker -

2013/07/18

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遠くを見ていた。食器棚。少し見える台所。
憩いの食卓テーブル。ピアノを弾いている。
私は息をしている。
息をしているのもだんだんわかってきた。

今もどこかで、
救いようのない人たちがたくさん生きていて、

今もどこかで、
救いようのない人たちをばかにしている人たちが
たくさん生きていて、

今もどこかで、
ばかにされても理解できない人たちが
たくさん生きていて、

今もどこかで、
なにもそんなことを知らないで
日常を過ごして生きていく人たちがいて。

そういう中で、自分は生きていて。

更新履歴 黄色

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『新世界より』家路ピアノアレンジ

2013/07/05

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- Youtube版

ドヴォルザーク作曲、
「交響曲第9番(新世界より)第二楽章 Largo」という
クラシック曲のアレンジです。

更新履歴 カバー

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aspiration

2013/07/05

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「………………………」

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風の泳ぐ街 - Town the wind is swiming -

2013/07/02

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(ピアノソロ)

風を泳いだ、小麦畑を眺めて歩いた。
神社でお祈りをして、二十五円玉を入れる。
まだ私が小学生の頃通学路にしていた通りを
赤い自転車で抜ける。
動いていく、雲も、花も、大地も、風が通り過ぎていく。

生きている感覚を体の至る所で探った。
感覚は、もうなかった。
汗をびっしょりかいて、今日を生きる。

更新履歴 水色

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潤いの夏- Summer of moisture -

2013/07/01

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開けたばかりのコーラ、ガラスのコップに注いだ。
小さな気泡が上昇していった、夏が来た。

夏に負けてしまった身体と心を横たわらせる。
近頃は、膝をカクンと立ちくらみばかり。

心の波は激しく打ち寄せたり、引いたりしていく。
わたしはこの夏を過ごす。

更新履歴 mono

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六月のひかり-Sunlight of June-

2013/06/27

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(ピアノソロ)

黄桃の缶詰のような色をした雲から差し込む光。
横断歩道で待つ人は、たまにそんな光を見据えて、
明日のことや、遠い将来のこと、
家族のこと、恋人のことを、霞んだ心の持ち様にて。想う。

更新履歴 黄色

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痛み

2013/06/25

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自転車をこいだ、麦わら帽子をとった、空を見上げた。
余裕をなくした身体には痛く、日差しが照りつく。

夏の窓を開いた矢先に見えるイチゴシロップのような夕焼け。
腐りかけた自分の心に沁みわたる、外の世界は、やっぱり痛い。

痛みを持つことは、同時に生きることだと知った。

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ダ・カーポの朝

2013/06/11

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うるさく鳴り響く目覚まし時計を止めた。
目を覚ましたら今日になっていた。
重い体を勢いつけて起こす。今日も一日が始まる。

重たい体を運んでくれる電車は
わずか10分の時間だけ私と共にする。
うとうと、と瞼を閉じたりして、
リュックサックを抱えながら揺れる。
目の前の座席は日当たりがよく、
避けるようにして座った日陰の席。
がらりと、数えれるだけの人が揺られている。

この前と一緒だ、と思った。

今日もなんてことのない一日が
時間とともに流れて、
今日もなんてことなく終わっていく。
それがつらい。
それがつらくて、またうるさく鳴り響く目覚まし時計を止めた。
目を覚ましたら今日になっていた。

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