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「桃色」 一覧

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春の景色

2019/02/23

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雪解けの道、毎年そのスピードも
速くなっていた。春。
変わりゆく風景は
あまりにも高速で、そのスピードも
速くなっていた。
変わっていく風景や人、
変わらないように思える自身に
春の日差しを溶かした。
時間の流れがこわくて恐ろしくて
日差しは心地よいで痛んだ。
沁みゆくこの温度は
あまりにも尊い。このまま時間よ止まれ。

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薄れた影

2019/01/31

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全て見えてることはそれだけのはずなのに、
信じる心を持つことができない。
それは本当か、嘘か、
疑い始めたらキリがなくて
いくらでも考えれたとしても
心は空っぽで
むなしい思いに風が吹くだけで。

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冬から春へ

2019/01/30

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冷たい風がゴウゴウと轟くように音を立てていた。
心の隙間に吹いて、日常はさらに白く
塗りつぶされるようだった。

それでも。
思うのは、春のことだ。春になったら、
君と会ったり、出かけたりして
沢山の夢を叶えたい。
冬までのことをうそだったみたいに
桜と一緒に散らせて、歩いていくんだ。

会いたい。
君や、友達や、まだ会ったことのない人たちにも。
会って、お話をして、一緒にご飯を食べたり、
紅茶のお店に行ったり、春を見たり、
夏を見たり、秋だってこのまま巡っていくんだ。

冷たい風は負けてしまいそうなぐらい強く吹いていた。
もう嫌だなだなんて、言ってしまった。

だけれど。
もうすぐ春が来るから、春はいつだって
来るから。想いをのせて
強く、強く。願いつづける。

桃色

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容広げて生きていくなら

2018/10/20

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何もいらないはずだった、
だけど抱えているかけがえのないものが
あまりにも多すぎた、
いつしか選べなくなっていた。
どう考えても行き着く答えはわかっているのに
受け入れられない、
それなら全て抱えて生きていったほうがいいと
乾ききった心を潤してくれたことを
胸に刻みながら、光をくれたことを
想う。
抱えきれないのなら、自分の心を
もっともっと広げていけばいい。

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look the reality

2018/05/03

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私はまた生きることを選択した。

→生きる

霧は消えていた、微かなあたたかさも
もうなくなっていた。

→忘れる
→振り返る

正しいことなんてなにひとつどこにだってない。

「忘れなくてもいい。」

振り返らない、忘れたくない、
忘れなくていい。

思い出すことは減っていた。
忘れてるように感じていた。
焦っていた。
足も手もいつだって動かさなくてはいけないと。

“いつだって、時間を無駄にしてはいけないと。”

白い花束を持ったあなたが
いつだってあなたは生きることができるのだからと
教えてくれたからだ。

だから、私は有意義に、時間を使っていた、
ように思えて体はずっと、心はずっと、

全速力で走っていた。消耗していた。

このまま走り続けることはできない……。

桃色

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瞬間の鼓動

2018/02/19

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列車は、発車した。
幾度となく、一面の雪に光が眩すぎるほどに
反射した。カッコウ。カッコウ。
横断歩道はそう、鳴いた。
陽は今日だって射す。
時計は一回転、そして二回転した。
毎日は呆然としてしまうほどに、あっという間に過ぎる。
でもそこにあるだけのものたちは、
いつだって変わらないでしょう。
一歩、また一歩、確かめるように歩く。

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未知なる奥へ(二部編成)

2017/10/17

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「第一部:この世で僅かな一粒の存在」

自分の考えることなど
ちっぽけな霧の一粒のようなもので
怖がっていることなど
強く地を踏んで心の目で見れば
何も怖いことでなくて
すべてどんな風に転がっても
なるようになるのなら
やることは決まっているでしょう、
大きく蹴飛ばして体を前のめりに、
走りだした。

(動画版リンク)

「第二部:心だけでなく」

-----君の言う”情熱”というのは本物なのか。

怖がらなくていい、一歩一歩、進んでいけばいい、
一歩、二歩、三歩も後ろに下がったとしても
微笑みながら背中を押さえてくれる人達が沢山いた。
うずくまるように丸くなっても、また次の日には
立ち上がれた。
強い安心感、大きな歩幅、
つらくない、
怖くない、

行こう。

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無題

2017/09/25

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黒く微かに紫がかったその向こうにあるのは
“光”。深い霧の中に手を伸ばした。
慎重に近づいていった、
露わになる、その眩いものを
何と想えばいいのだろう。
言葉などいらない。名づけることも
しなくていいのだ。そんな薄っぺらいもので
例えることなどできないだろう。

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心満ちたなら

2017/08/25

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やさしく時は流れていた。
あなたがいると、見るもの全ては
どうしてかこんなにも愛しく
尊く、つらいことも忘れることができた、
魔法みたいに、笑顔でいられた。

桃色 更新履歴 ピアノ即興

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花のうまれる場所で

2017/07/24

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その、何の容もない小さな
かけがえのないものは
だんだん輝きだして光の粒がきらきらと
零れて、一滴、一滴、
涙の雫となり
水溜りが出来て、世界は彩を成し始めた。

淡い橙がかった桃のベールを被った
その人は
まっ白な世界で、やさしく
しなやかに
手を動かしながら、魔法をかけるのだった。

この場所に生命を宿して
愛しい、花がうまれた。

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