冬から春へ
2019/01/30
冷たい風がゴウゴウと轟くように音を立てていた。
心の隙間に吹いて、日常はさらに白く
塗りつぶされるようだった。
それでも。
思うのは、春のことだ。春になったら、
君と会ったり、出かけたりして
沢山の夢を叶えたい。
冬までのことをうそだったみたいに
桜と一緒に散らせて、歩いていくんだ。
会いたい。
君や、友達や、まだ会ったことのない人たちにも。
会って、お話をして、一緒にご飯を食べたり、
紅茶のお店に行ったり、春を見たり、
夏を見たり、秋だってこのまま巡っていくんだ。
冷たい風は負けてしまいそうなぐらい強く吹いていた。
もう嫌だなだなんて、言ってしまった。
だけれど。
もうすぐ春が来るから、春はいつだって
来るから。想いをのせて
強く、強く。願いつづける。
容広げて生きていくなら
2018/10/20
何もいらないはずだった、
だけど抱えているかけがえのないものが
あまりにも多すぎた、
いつしか選べなくなっていた。
どう考えても行き着く答えはわかっているのに
受け入れられない、
それなら全て抱えて生きていったほうがいいと
乾ききった心を潤してくれたことを
胸に刻みながら、光をくれたことを
想う。
抱えきれないのなら、自分の心を
もっともっと広げていけばいい。
look the reality
2018/05/03
私はまた生きることを選択した。
→生きる
→
霧は消えていた、微かなあたたかさも
もうなくなっていた。
→忘れる
→振り返る
正しいことなんてなにひとつどこにだってない。
「忘れなくてもいい。」
振り返らない、忘れたくない、
忘れなくていい。
→
思い出すことは減っていた。
忘れてるように感じていた。
焦っていた。
足も手もいつだって動かさなくてはいけないと。
“いつだって、時間を無駄にしてはいけないと。”
白い花束を持ったあなたが
いつだってあなたは生きることができるのだからと
教えてくれたからだ。
だから、私は有意義に、時間を使っていた、
ように思えて体はずっと、心はずっと、
全速力で走っていた。消耗していた。
このまま走り続けることはできない……。
未知なる奥へ(二部編成)
2017/10/17
「第一部:この世で僅かな一粒の存在」
自分の考えることなど
ちっぽけな霧の一粒のようなもので
怖がっていることなど
強く地を踏んで心の目で見れば
何も怖いことでなくて
すべてどんな風に転がっても
なるようになるのなら
やることは決まっているでしょう、
大きく蹴飛ばして体を前のめりに、
走りだした。
(動画版リンク)
「第二部:心だけでなく」
-----君の言う”情熱”というのは本物なのか。
怖がらなくていい、一歩一歩、進んでいけばいい、
一歩、二歩、三歩も後ろに下がったとしても
微笑みながら背中を押さえてくれる人達が沢山いた。
うずくまるように丸くなっても、また次の日には
立ち上がれた。
強い安心感、大きな歩幅、
つらくない、
怖くない、
行こう。