
トンネル-弾き語り-
2012/03/08

いつも雨だった。いつも雨、だった。
今がやや、元通りの日常に戻りつつある幸せ。
とてもうれしいことだ。
作詩、MIX、弾き語り朗読:真島こころ
歌詞
雨が、降ってました。
いつも、いつも、雨でした。
いつも。雨でした。
傍に咲いてくれた花は
見えないし、
雨で霧が白く、
視界は悪い。
今日も、この部屋で
ジグソーパズルを一個一個はめて、
完成してもうれしいこともなくて、
また崩して、また完成して、
また崩して、
またピースをはめるだけの毎日。
そんな毎日。
そんな毎日。
そんな、毎日。
"トンネルの向こう側には
ちゃんと光があるんだって。"
そう言ってる子がいた。
歩いた、歩いた、ゆっくりすぎて、
追い抜かされてばかりだけれど、
歩いた、歩いた。歩いた。
歩き続けた。
ただ、見ることもできない光を追いかけた。
学生の喧噪された世界を、眺めつづけた。
歩いた、歩いた、歩いた、
歩いた、走った、転んだ、歩いた…歩いた――――――――――。
「今日」は、朝を起きた。
それから、朝ごはんを食べた。
お母さんと少し会話をした。テレビが付いていた。
弟が学校に行った。お父さんが会社に行った。
恋人と電話をした。
風呂洗いをした。綺麗になった気がした。
今日も息をしていた、今日はカーテンを開いた。
お日様自体は見えなかったけれど、なんだかあたたかかった。
もうすぐ春が近いのかな。そう思った。
今日も生きている、確かに生きている。
私は今日も明日も明後日だって、生きている。
生きている。生きている。


いつも帰る道
2012/02/06

地元の帰宅途中。
いつも変わらない道。今日も歩いてしまった。
晩御飯なんだろう?
作詩、MIX、弾き語り朗読:真島こころ
詩
いつも帰る道。
女の子が売られてる店
通り過ぎて
いつも帰る道
レンガは反射し
まぶしかった
いつも帰る道
晩御飯
なんだろう?
遠くの哀しみが
ニュースで 流れた
なにとなく 見ていたら
涙が出ていた
そんな 通過していく 毎日が
今日も こうして 廻る
いつも帰る道
コスモスが
揺れているな
いつも帰る道
信号無視する人は
笑って追い越していく
いつも帰る道
あぁ
空がきれいだなぁ
生きてしまった、
バカみたいに?
今日も 生きてしまった
バカみたいだね
明日も
バカみたいに生きてるのかな
"わたし"
そんなコト
考えていたら
夜は明ける
朝が来る
いつも帰る道
自転車かごに
ゴミが入れられてた
いつも帰る道
電車は
心地よいなぁ
いつも帰る道
晩御飯
なんだろう?

世界の終わりでver.2012
2012/01/26

「いつも、"終わり"について考えてた。」
☆2005年製作「世界の終わりで」という
MIDI作品のリメイク作品です。
当時、授業中に五線譜に描いた、
作曲を始めた頃の楽曲です。

ゴンドラの船頭歌アレンジ
2012/01/22

ブルクミュラー18の練習曲「ゴンドラの船頭歌」をアレンジしてみました。
水上の国をゴンドラ(船)を漕いで行きます。
クラシックにある既存での水の曲って綺麗な曲が多いですよね。


今日、どこかへ出かけようか。
2012/01/15

(朗読)
信号が青になる。横断歩道を渡る。
今日は通りに人が多く、忙しく移動していく。
…もしかしたら行く宛ても知らないのかもしれない。
今日の天気は快晴だ。こういう日はどこかに出かけよう。
歩みだす。高架線の上で電車が走る。
車の排気ガスで少し汚れる。
塔の時計はお昼をさす。
心はまったく皆無だ。
今日も人が歩いている。今日も街は動いている。
今日も時間が時を刻んでいる、あぁ、なんて、素晴らしい。