世界からの逃亡
2017/07/03
歌詞
世の中はつらいことが多い
走って、走って、どこまでも果てしなく
どこまでも誰もいない場所まで逃げて
叫んで、息を切らして逃げた、
こんなにつらいこと、感じるぐらいなら
心や体が傷むのなら
どこまでも逃げてしまおうって
走った、走って、走って
川の前で立ち尽くしていた。
流れる水の音、かなしい、
かなしくて、心は
永久につらくて傷んで
座り込んで、気が付く頃には
小さな箱の中に
ひっそりと隠れて息をひそめていた。
今日だって、明日だって
私はいつだって怒らない、
もう明るい場所では堂々と
幸せだと言い切れない、
世の中はつらいことが多すぎるから
走って、走って、どこまでも果てしなく
誰も追いつけない場所で 逃げて
叫んで、息を切らして逃げた
消えてしまった心は風景と同化した
2017/06/27
魂が抜けたみたいに
同じ場所をぐるぐると彷徨いながら
ここにいるのに、ここにいないみたいに
放心したまま歩き続けた、
それは終わりのない永遠のような
場所で、だけれど脱出する"思い"は
浮かばなくて、歩き続けることが
廻り続けることが正しいことのようで
歪んだ世界の中で、まどろみながら
消えてしまった心は
風景と同化してしまった。
熱情に往く ver.2017
2017/06/12
なぜだ、こんなに震えるような思いを
持っていても、立ちはだかる壁は多くて
終わりのない道でずっしりとした
熱に蒸発するようだった。
掴もうとしても掴もうとしても
砂埃が吹き荒れて引き戻されるようにして
スタート位置に立たされた。
こんなにも、こんなにも
熱情を抱えながら、果てしなく
聳え立ついくつもの大きな岩の壁を見つめて
生きていくには、あまりにもつらい。
☆2015年製作「熱情に往く」より。
夜影はまどろみに消えて
2017/06/08
夜、明かりがぽつぽつと点り始めた。
町は、静けさをまといながら
人影は、ゆらゆらと走りながら
時計塔は、鐘を鳴らしながら
夜の訪れを、まどろみのように感じていた。
神様が与えてくれたこと
2017/06/06
こおりがゆるやかに
溶けてしまったかのように、ひかりが射した。
なぜ、自分なのか、考えることがあれば
あなたはこう、言っていたとおもいだす。
「この運命を乗り越えることのできる者に
神様は、命を与えるのです」
こおりがゆるやかに
溶けてしまったかのように、ひかりが射した。
わたしが受け止めたことを
これは試練だ、と生きていくのだ。