「過去作品」 一覧
2010/03/11
溢れかえったものたちも、流れていくじかんの中で、
けずれていく。この世界、終わらないものなんてないの。
鬩ぎあうことも、いつかはちゃんと終わるから、
それを信じて流されて、生きていく。
更新履歴 過去作品
2010/02/15
人が消えた世界で、夏が来た海は
じめじめした暑さの中揺らぎを見せ、
空は薄い赤で染まっていた。
更新履歴 過去作品
2010/01/30
盲目。カテゴリー。光。
進む。夜。海へ。沈みたくない。
カーテン開けないで。カーテン開けないで。
カーテン開けないで。カーテン開けないで。
カーテン開けないで。見えるからやめて。
やめて。やめてくれ。やめてくれ。
自分はこうだ。自分はこうだ。自分はこうだ。
もうやめて。もうやめて。もうやめて。
もうやめて。もうやめて。
自分はこうだ。こう主張する。
もうやめだ。もうやめだ。やめてやる。
自分はこうだ。こうだ。こうだ。こうだ。
自分がどんなになっても自分だ。
叫んだ。叫ぶ。自分だ自分だ自分だ。
カーテン開けないで。カーテン開けないで。
カーテン開けないで。カーテン開けないでください。
お願いしますカーテン開けないで。カーテン開けないで。
カーテン開けないで。カーテン開けないで。
お願いだからカーテン開けないで。
カーテン、
更新履歴 過去作品
2010/01/29
毎日が忙しいと気がつかないこの世の美。
時々私でもね、見えなくなる時があるんだよ。
だからそのことが悲しくて私は泣いたんだ。
更新履歴 過去作品
2010/01/28
空気には一枚の層があって。
人はそれを見ると、少し浸るような気持ちになる気がする。
ぼやけた空間に、その層を眺めた。木漏れ日の色が混じる。
たぶん、この空気を感じるために、ここに来てるんだと思う。
泳いで逝く時間は、またこの空気を止めていくわけで。
更新履歴 過去作品
2010/01/28
しょうがないこと、って、
いっぱいあるのです。
くやしいことも、いっぱいあるのです。
"それ"は、それだけなのですよ。
責めようがないことも、いっぱい世の中にはあって、
これが悪いとかあれが正しいとか、
こいつが悪いとか、あいつがよいとか、
そんなこと…――――――――。
更新履歴 過去作品
2010/01/24
「もしピアノを弾くなら私は空の上の雲の上で弾きたい」
地上にいる誰にも評価されず、
ただ、気持ちのよい風に吹かれて弾きたいのです。
更新履歴 過去作品
2010/01/01
木造フローリング。埃だらけの床に、
閉じ切ったカーテンの隙間から光がこぼれた。
「あれ?こんなに外は眩しかったけ、痛いや」
目を瞑った。ただ、瞑った。
更新履歴 過去作品
Copyright© 君の音。 | 真島こころ公式ウェブサイト , 2024 AllRights Reserved.