「緑」 一覧
2015/06/24
ここにいるのに、いない。
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2014/09/12
それは雪のように散りばめられて、群れを成すように
咲き乱れた。さびしく踏切の音が遠くで轟くように
消えていった。
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2014/07/07
ゆるやかな風が夏を運んできた。
じんわりと太陽が沁み込む。カーテンがゆらゆらと
ひかりを泳がせる。穏やかな午後が眠気を誘う。
布団に寝転がって、息を吸った。
やわらかく、いい匂いがした。
今年も夏が香る。全身を伸ばして、まぶたをとじた。
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2014/05/16
迷いの空では、なにも飛ばない。
紙ばかりの部屋で、積み重なったかたちを
途方に見つめてはシャープペンシルの芯をカチカチと出して。
溜まっていた洗濯物をひとつひとつ手洗いして、
晴れた午後を想像して。週末がやってくる。
なにひとつ片付かない、この心を、そらにながして。
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2014/02/14
あなたはいつもポロシャツの上にエプロンをしていて、
わたしはいつもセーラー服でした。
朝焼けの空はこれからも変わらない空で、
海もいつもどおり、満ち引きをする、風景なのでした。
------ サウンドノベル「朝焼けのブルー」から
☆2014春M3に出展の際に出す、
製作中のアルバム「朝を終えるために」より。
マスタリング:nakyamo
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2013/08/28
雲は明ける。
眩い日差しは夏雲とともに見下ろし、
秋風が間を挟み込むようにすり抜けて、
「9月が来るね」とその涼やかな季節に微笑みを見せた。
夏と秋の間を雨雲が流れていく。
降っては止み、晴れては雨が降り、
そんな季節を私も流れていく。
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2012/09/12
夕方、海の家を後にしたチヅは、
また自転車をこいでいた。
暑い。蒸し暑さが足を重たくさせる。
海沿いの道路をずっと走る。
このビーチにはよく家族で来ていた。
海は綺麗だ。
光が反射して、黒く、白く、うねる。
―――― サウンドノベル「朝焼けのブルー」より
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