look the reality
2018/05/03
私はまた生きることを選択した。
→生きる
→
霧は消えていた、微かなあたたかさも
もうなくなっていた。
→忘れる
→振り返る
正しいことなんてなにひとつどこにだってない。
「忘れなくてもいい。」
振り返らない、忘れたくない、
忘れなくていい。
→
思い出すことは減っていた。
忘れてるように感じていた。
焦っていた。
足も手もいつだって動かさなくてはいけないと。
“いつだって、時間を無駄にしてはいけないと。”
白い花束を持ったあなたが
いつだってあなたは生きることができるのだからと
教えてくれたからだ。
だから、私は有意義に、時間を使っていた、
ように思えて体はずっと、心はずっと、
全速力で走っていた。消耗していた。
このまま走り続けることはできない……。