この身裂けてしまうまで、踊りをツづけましょう
2017/07/12
繊細に、且つ洗練したその世界に
魅了されて なんとも薄っぺらいわたしは
右手を真っ直ぐとしなやかに伸ばして
滑らかに動かして
左手を反対側へ おどらせて
滑稽な踊りをつねに披露して
つま先を立てて 足が赤く染まるほど
舞いツづけたのだ。
鏡を見て、ふっと笑って くねりと
首をまげて いつまでたっても
狂気に満ちていただろう。
明日むなしい夜がきたって構いやしない、
択んだ道なのなら、とことん枯れはてるまで
この身が裂けるまで
ツづけましょう。
更新履歴 ピアノ即興 緑