「鶯」 一覧
2013/09/17
あさをめくると、あめだった。
傘をさして、出かけよう。
すこしぬれると、きもちがよくて。
まぶしいひかりは、生きる人を照らし
田畑の野菜たちは、恵みの時間を過ごし、
急ぐ人たちに追い抜かされながら、
あめを、足をとめて、感じていました。
更新履歴 鶯
2013/05/17
(採用版)
(没作)
【七月一三日 くもり】
お兄ちゃんがまた、水道管の前にいる。
宵町めめさんの「河童夏」という作品の音楽を担当しました。
曇り空の、気だるいイメージをして。
下のver.は、ボツになった案です。
尚、この曲は作品のために作った曲なので、
素材としての利用は不可です。
更新履歴 鶯
2012/10/07
リマスタリング版
化粧が落ちるから泣かなかった。
10月7日。出発の日。
この日のために生きていたようなもので。
遠ざかっていく故郷や、遠ざかっていく顔なじみ。
電車は加速していく。電車はただ、ただ加速していく。
町は薄れていく。見慣れた日常が薄れていく。
更新履歴 鶯
2011/11/22
遠い日の空を想ってみた、かすかに懐かしい匂いがした。
今日は青紫の冬空が天高く流れる。綺麗だ、本当に綺麗だ。
遠い日もこんな風に冬空を見上げていた。
寒かった、本当に寒かった。
更新履歴 鶯
2011/11/02
(ピアノソロ)
その日も、雨でした。
この病棟では数少ない窓から、
雨の中走りゆく道路を見下ろしました。
家族のことを考えました。友達のことも考えました。
窓はとても冷たいです。濡れているからです。
その日も、雨でした。
☆「ミュージックもん」様にて、
2012年10月掲載曲として楽曲が掲載されました。
鶯 更新履歴
2011/08/21
水底から光が見える。ゆらゆらと光がうねる。
あぁ、海は深い、あの光まで行けるだろうか。
…――――ちゃぽん。
更新履歴 鶯
2010/11/01
子供たちが寝静まり返った頃、
大人たちは朝焼けの時間を過ごした。
子供の夢はやがて終わっていた、
「あなた、また見たいと思う?夢を」
コーヒーを片手に、僕らはまだ静かな窓の外を見つめた。
☆(株)クレオフーガ様主催、
クリスマスコンテスト
「インスト/バラード部門」にて、「優秀賞」受賞。
更新履歴 鶯
2010/09/29
(リマスタリング版)
帰宅時…15時35分発、普通列車に乗る。
優先席はガラリと空いていて、
学生や年配の雑踏された空気の車両に座ると、
四角い窓から照りつく太陽が眩しくて、
思わず目を閉じる。
鶯
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