「mono」 一覧
2019/01/02
晴れ晴れとした日差しの中で
出発した眩い夜は
いつもとちょっと違う。
そうして発車して降りる駅も
いまはそんなに、かなしくないだろう、
階段だって一番先頭を歩いて
もう、恥ずかしくないのだ、
晴れ晴れとした凛とした冷たさに濡れた夜は
現実への収束が早いように思えて
ここまでも全て受け入れれた、
今受け止めれるのなら
ここから歩く世界は
怖くなくて
祓うものもなくて
満ち溢れていた、1月。
更新履歴 ピアノ即興 mono
2018/10/02
/YOUTUBE版
灰暗い曇り空が覆っている。
何が不安か、心の中では悟っていて
辿りつく答えも当の昔から決まっていて
だけれど目を背けて
笑顔で束の間、忘れていた、
向き合うことが出来ない、
逃避し続けていた、
歩き始めてからそこまで辿りつくのに
いくつもの枝分かれした道を
遠回りしながら
いつかはその場所に辿りつく。
涙が溢れるぐらい苦しいのに
わかっていた、
決まっていたんだ。
更新履歴 ピアノ即興 mono
2018/03/06
ふう、ふうとひそやかに風が吹いている。
遠く、遠くを見つめていた。
あまりにも空っぽな心が
静けさの空よりも彼方を眺めていた。
更新履歴 ピアノ即興 mono
2017/11/30
/動画版
長い峠の麓で降り積もる雪は
冬の知らせを告げた、向こうからやってきた。
重く、深く、呼びもどすことがあれば
潔く心から消して、
振り返らず、進んでいくことを決めた。
ピアノ即興 mono 更新履歴
2017/11/24
/ショート動画版
寒空の下、真冬の世界に
しとしとと、雪の混じった雨粒が落ちてきた。
雨は止まらず、次々へと私の元へ
降らしては、だんだん大降りになってきた。
淋しいきもち、冬はそうさせてくるようで。
更新履歴 ピアノ即興 mono
2017/10/04
呪いをすべて包み紙にくるんで
そっと紐でむすんで
もう絶対に手の届かないところまで
葬った、季節はするすると
坂道をすべっていくように
下り坂だ。
迷いはない、それなら早足で
いつもの自分らしくなく
後ろを向かず歩いていきましょう、
対話をやめずに
つらいことでずっと落ち込まないぐらいに
せわしく生きてゆけば
なにも気に留めないでしょう、
時の流れよりも早く、足をうごかして。
更新履歴 ピアノ即興 mono
2017/04/01
見ているもの全ては…――――。
☆収録曲より。現在アルバム「泣かない」を製作中です。
紺・灰・水・桃・白色を基調とした
かすかに水の音がきこえるようなピアノ曲集を目指します。
Artwork:素敵なゲスト様より。(お楽しみに。)
アルバム視聴デモ 更新履歴 黄色 mono
2017/01/31
辺りは一面と自らを映し出す鏡の世界で
進んでも進んでも鏡の中に自分が、
そして鏡の中に鏡が向こう側へ通り抜けるみたいに
映し出された。映し出された自分の表情は
まるで心までも見透かされたみたいで
どこまでも逃げるように駆けた。
更新履歴 ピアノ即興 mono
2016/05/08
いくつもの時が流れた。
かけがえのないものの大切さに気づいて
支えられていたというそのことにも気づいて
自分もそんな風に星を渡して返していけたらと
願った。海の音が聞こえた、あの子はまだ泣いている。
あの子の気持ちがよくわかるから
私はしゃがんで、やさしく見守った。
あの子の時間がまたいくつも流れたとき
あの子は星を渡す人になる。
更新履歴 ピアノ即興 mono
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